「代表でも遠藤が3バックのセンターというシフトはありなのでは?」ドイツ・ブンデスリーガ第12節 シュツットガルト-アウクスブルク

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ここまでリーグ16位で残留争いを強いられているシュツットガルトは、ホームで12位のアウクスブルクと対戦。シュツットガルトのフォーメーションは中盤フラットの4-4-2で、伊藤が右CBで先発復帰、遠藤がダブルボランチで先発。対するアウクスブルクは4-4-2の形。

試合はいきなり動く。アウクスブルクのロングボールに対してザガドゥが簡単に競り負け、ニーダーレヒナーにカットインからニアをぶち抜かれるシュートを決めてアウクスブルクが先制点。しかし15分にはシュツットガルトが左サイドからのアーリークロスにギラシが頭で合わせて同点。

その後は一進一退、30分には伊藤が遠藤に出した縦パスを狙われてボールを奪われるが、幸いにしてファールの判定。33分にはカウンターからソサがドリブル、パスを受けたプファイファーが巻いたシュートもわずかにゴールマウスを外れる。前半ロスタイムにはクロスのこぼれ球をフリーのカトンパ・ムブンパがシュートも相手の足に当ってゴールならず。

後半のシュツットガルトは、遠藤がDFラインまで下がって3バックの形でビルドアップに参加、安定してボールを保持するがアタッキングサードからなかなか前にボールを運べない。逆に15分、アウクスブルクはクロスからデミロヴィッチのヘッドを伊藤がかろうじてクリア。

後半20分にはボールを奪った遠藤がそのまま持ち込みセンターからミドルも枠外。24分にはCKからザガドゥが合わせたボールに遠藤が反応してシュートも相手に当ってゴールならず。さらにソサのCKに遠藤がファーでヘッドも、ゴールライン上でクリアされる。

そこからは上位のアウクスブルクが押し気味で試合を進めるようになるが、シュツットガルトは30分に左からパスを受けたギラシが無理にシュート、そのこぼれ球を今度はフリーでシュートもバーの上に外してしまう。その直後にはギラシがオーバーヘッドもまた枠の上。

さらに後半41分、左CKからプファイファーのヘッドがクロスバーに当たり、セカンドボールを拾った伊藤のシュートは相手に当ってゴールならず。45分にはエグロフが自らのスルーで抜け出し、折り返しをプファイファーがシュートもアウクスブルクGKコウベクに防がれる。

そしてこのままドローで終わるかと思われた後半ロスタイム、センターでボールを受けたアーマダのパスをティアゴ・トマスがヒールで流し、アントンが抜け出してゴールを決めてシュツットガルトが劇的な勝ち越しゴール。

アウクスブルクは2人を投入してパワープレイに切り替えるが、シュツットガルトも2人を投入して時間を消費、95分まで達して試合終了。シュツットガルトがホームで貴重な勝ち点3をゲットした。

遠藤はこの試合は実質3バックのセンターにもなって戦術的なキーマンとして安定した活躍、代表でも4バックでビルドアップが上手く行かない場合、遠藤が入った3バックへのシフトという戦術オプションは有効なのではないだろうか。森保監督見てる?

伊藤は3バックならともかく、4バックのセンターはフィジカル勝負で来られるとちょっと厳しい。この試合も対面のベリシャに当たり負けするシーンが多かった。まあこれも成長の糧ではあるので、何とか課題を克服してもらいたいね。

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