現在リーグ3位のフライブルクは、ミッドウィークにポカールを戦って中2日でのリーグ戦。対戦相手のブレーメンは10位ながら、勝ち点差はわずか3しか無い混戦状態。フライブルクのフォーメーションは3-4-2-1で堂安はベンチスタート。対するブレーメンは3-1-4-2の形。
試合はホームのフライブルクがボールを保持する展開ながら、どちらにも決定機は無い時間帯が続いていたが、前半15分に右からのパスを受けて完全に抜け出したグレゴリッチュに対し、ブレーメンCBフリードルが後ろから手をかけて倒してしまい、ドグソの判定で一発レッド。
その後は5-3-1か5-4-0の形で自陣にゾーンを固めるブレーメンに対し、当然ながらフライブルクが圧倒的に試合を支配して何度か決定機を迎えるものの、、前半のうちには得点ならず。そして後半開始から堂安が交代出場。
相手が数的不利なのもあって、サイドは右WBのシルディリアが張った状態で堂安は主に中でのプレイを強いられ交通状態。逆にブレーメンは後半9分にCKからフリックされたボールにヘディングで飛び込まれるが、幸いジャストミートせずゴールを外れる。
すると前半11分、フライブルクは左サイドでグリフォが縦突破からクロス、これがファーに流れて待ち構えていたキュブラーが逆サイドへ蹴り込みフライブルクがようやく先制点をゲット。
フライブルクは、後半14分にサイドでパスを受けた堂安がカットインからシュートも、ブレーメンGKパブレンカにセーブされ、21分には相手DFの横パスをカットしたグレゴリッチュが1対1でシュートもGKパブレンカの足に当って決められない。
31分には堂安が右サイドでのパス交換から中へ切れ込み、左のグリフォへのパスからシュートもCK。しかし後半34分、スローインのボールにグレゴリッチュが競り合いながらPA内へ入り、最後は交代で入ったアグに倒されPK。これをグリフォがクッキアイオで決めて追加点。
後半38分には、右サイドからのクロスに対して堂安がファーサイドから飛び込むも、間一髪相手DFが足を出してCKに逃れる。41分には堂安がサイドでパスを受けてカットインしたところを倒されてFK。しかしグリフォのキックは決まらず。
その後は2点ビハインドのブレーメンがパワープレイ気味の攻撃を仕掛けるも、フライブルクは余裕を持って対処、そのまま2-0で試合終了。フライブルクは僅差ながらも3位を死守する結果になった。
堂安は45分間の出場で、直接的にはゴールに絡まなかったものの、サイドでのキープ、攻撃の基点として前半とは異なるサッカーをもたらしていた。何故かWOWOWがフライブルクの試合を放送してくれないので、ELでの堂安を見られないのが残念である。