「守田は初ゴールにアシスト、もはやチームのマエストロに」ポルトガル・プリメイラリーガ第8節 スポルディングCP-ジル・ヴィセンテ

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代表戦が終わって再開されたプリメイラリーガ、スポルディングの守田とジル・ヴィセンテのふじもとが共にスタメンで出場した第8節。スポルディングは3-4-2-1のフォーメーションで守田はダブルボランチの一角、ジル・ヴィセンテは3-1-4-2で藤本は右のインサイドハーフに入る。新井瑞希はベンチスタート。

試合は当然ホームで上位のスポルディングがボールを保持する展開。ジル・ヴィセンテは守備時は5-4-1の形でブロックを作って守る。左ボランチの守田と右インサイドハーフの藤本はマッチアップする配置で、藤本は守田の怖さをわかっているので、かなり守田へのパスコースを消すポジションを取っている。

前半12分、左サイドへ一気のサイドチェンジ、ヌーノ・サントスからの折り返しにパウリーニョが決めてスポルディングが決めたに見えたがオフサイド。しかし前半16分、右からのクロスにヌーノ・サントスがPA内で胸トラップからシュート性のクロス、これを中にスルスルと上がっていた守田が押し込んでスポルディングが先制する。

さらに22分、前線へ上がっていた守田がボールをキープ、ヒールパスを受けたペドロ・ゴンザレスが切り返しからゴールを決め、守田のオサレなアシストでスポルディングが追加点。26分には左に流れた守田からアウトでスルーパスが出るがGKキャッチ。

ジル・ヴィセンテも、27分に混戦から流れたボールをフラン・ナバーロがシュートもわずかに右へ外れる最初の決定機。41分に左サイドのスローインからパスを受けた藤本がドリブルを開始するもボールを奪われる。直後に左に流れたフラン・ナバーロがシュートもGKキャッチ。

後半からジル・ヴィセンテが4-4-1-1のような形に変更、藤本がトップ下の位置に入る。12分にはジル・ヴィセンテの縦パスをカットしてトリンコンのクロスからフリーでシュートも枠外。15分にはジル・ヴィセンテが一本のパスにムリーロが抜け出しシュートも、スポルディングGKアダンが冷静に右手で防ぐ。

ジル・ヴィセンテは、23分に高い位置でボールを奪って藤本がクロスも相手に当たる。直後のCKからのフリックでゴール前に流れたボールにフラン・ナバーロが詰めたが、上手く当たらず決定機を逸する。33分にはまた守田が中盤でヒールパスでチャンスメイク。

藤本はDFラインの裏へ何度も動き出しを見せるのだが、味方から全くボールは出て来ず。右サイドに流れるようになってからはボールを受けられるようになったが、単騎の突破力は無いので相手を崩すまでのサポートは受けられない。

終盤は足が止まって中盤がスカスカになったジル・ヴィセンテに対して、スポルディングが圧倒的に攻め立てると、37分にスルーパスに抜け出した交代出場のロシーニャがカットインからゴールを決めてダメ押し。

ジル・ヴィセンテは後半ロスタイムにアーリークロスからエルダー・サンタナが頭で流したボールを、フラン・ナバーロが決めて1点を返すがそのまま3-1で試合終了。スポルディングはこれで暫定7位に浮上した。

守田はポルトガル移籍後初ゴール、オサレヒールでのアシスト、MOMの大活躍。何より、中盤でミス無く必要なところに必要なタイミングでイン・アウトを駆使してパスを出す、完全にスポルディングのマエストロとして君臨していた。次はチャンピオンズリーグのマルセイユ戦、これも楽しみである。

 

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