「旗手は結果を出すも、古橋はジョタのエゴの犠牲に、前田はいつもの前田」UEFAチャンピオンズリーグ グループF シャフタール・ドネツク-セルティック

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ロシアの侵攻を受けているウクライナのクラブ、シャフタール・ドネツクはホームスタジアムを使えないため、ポーランドのワルシャワにあるスタディオン・ヴォイスカ・ポルスキェゴでグループリーグのホームゲームを戦う事になっている。

ライプツィヒ相手の初戦をアウェイで4-1と完勝したシャフタール・ドネツクは、ホームにセルティックを迎えての第2戦。ドネツクのフォーメーションは4-1-4-1で、セルティックは古橋が1トップ、旗手が左のインサイドハーフに入った4-3-3で前田はベンチスタート。

試合はいきなり前半2分に古橋がスルーパスを受けてシュートもGKトルービンにセーブされる。その後もセルティックが圧倒的にボールを保持、シャフタールがコンパクトに守る流れ。3分にはテイラーのクロスに古橋が飛び込み、5分にもテイラーの浮いたクロスにオライリーがヘッドと猛攻をかける。

前半10分、相手のボールを奪ってセルティックがカウンター、左サイドへ飛び出したハクシャバノヴィッチからパスを受けた旗手が折り返しのクロス、これがスライディングで戻ったボンダレンコに当たってゴールイン、オウンゴールの判定になったがセルティックが先制する。

その後は先制した事でセルティックがあっという間に引いてしまい、一転してシャフタールがボールを支配する展開。すると29分に中央にパスを通され左サイドにスルーパス、ムドリクに豪快なゴールを決められシャフタールが同点。33分にもムドリクのクロスからシュヴェトに決められたかに見えたがゴールラインを割っていた。

後半からハクシャバノヴィッチに代わって前田大然が右ウイングに投入。早速後半1分に旗手が絡んでジョタのシュートもトルービンに弾かれる。前田は右サイドに張って積極的な動き出しはしているのだが、縦を切られているのでボールがそこまで出て来ない。その分、中のオライリーがミドルを放つ場面は多くなるが、ことごとくトルービンにセーブされる。

前半から攻守に走りまくって疲れが見える旗手は、古橋とともに後半23分に交代。ムーイとギアクマキスが代わって入る。27分にもジョタがひたすらドリブルドリブルからシュートも相手に当たってCK。35分には左からのクロスをギアクマキスが折り返したボールに前だがオーバーヘッドも相手に当たる惜しいチャンス。

セルティックは後半40分にギアクマキスがPA内から決定的なシュートも決められず。43分には右サイドからユラノビッチのクロスに前田が足を投げ出すがシュートは枠外、レアル戦に引き続きセルティックは数々の決定機をものにできず。そしてそのまま1-1のドローで試合終了。チャンスの数で言えばセルティックが圧倒していたが、またも決定力不足が響いて勝ち点1に甘んじる結果になった。

旗手はピッチを縦横無尽に走り回って攻守に奮闘、少ないタッチでボールを運び正確なサイドチェンジを見せるなど完全に攻撃の核になっている。あまりにも走らされ過ぎているため後半に電池切れとなってしまうが、もうちょっとセルティックは試合をコントロールしたいところ。前田は・・・うん、いつもの前田だよね(苦笑)。

古橋は、序盤こそ惜しいシュートの場面はあったが、その後はGKへのプレス以外に目立つ場面はほとんど無し。この試合はシャフタールが守備を厚くしていたのもあるか、相棒のジョタが、CLでの個人アピールのせいかボールを持ちすぎて無理なシュートという場面が多く、パスがほとんど来なかった。ちょっと本人の疲れもありそうだ。

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