「92年ぶりの記録、3ステージ連続2位のファンアールト」ツール・ド・フランス2022 第3ステージ

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開幕からデンマークを走り続けてきた今年のツール・ド・フランスも、この日がデンマーク最後のステージ。フィヨルドを横切りながらユトランド半島を南下する、バイレからセナボーへの182km。

第2ステージでは4人の逃げ集団が形成されたが、このステージでは山岳賞を獲得したマグナス・コルトが単独で逃げ、前日同様に大勢の観客が詰めかけた3つの4級山岳をトップで通過。それにしても、これだけの人数がコースを埋めているのに、スペインのように選手が通るコースを塞いで待ち構えていたり、選手を追っかけて走る人がいないのが不思議。まるで日本人のように行儀が良い。

ユトランド半島は大陸と繋がっているだけあって、前日までのレゴブロックな建物は割合的にそれほど多くなく、普通の平たい屋根やビル状の建物が並んでいるのが興味深い。そんな中、世界遺産に選ばれたモラヴィア協会の街、クリスチャンスフェルドを通過する選手たち。

マグナス・コルトは3つ目の4級山岳をガッツポーズで超え、これでデンマーク内の山岳ポイントを全てトップで通過、役目が完了して残り50km地点で集団に吸収。その後は大きな動きは無いまま、ゴール地点へと向かうが、残り10km地点で落車が発生。多くの選手が取り残されるが、集団はスピードを落とさずラストスプリントへ。

前日のステージで勝利したヤコブセンは、最後のコーナーを通過した時点で13番手に沈み、ファンアールト、サガンがフェンス際で押し合う中、フルーネウェーヘンがスルスルと伸びて差し切り勝利。ファンアールトは開幕から3連続でステージj2位という悔しい結果になった。ツールで3回連続の2位1930年のアルフレッド・ビンダ以来2度目らしい。

さすがにデンマークからフランスへの移動は即日というわけには行かないようで、月曜日は1周目にしては珍しく休養日。火曜からはフランス本土のダンケルクへ移動し、クラシックレースばりにパヴェ(石畳)と急坂が連続するフランドル地方のステージが待ち受ける。

 

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