この冬に鈴木優磨が鹿島に復帰、伊藤達也はドイツ3部マクデブルクにレンタル移籍、そして香川が入団したシント・トロイデン。ウィンターブレイク明けの2戦目は17位のセランとホームで対戦。
シント・トロイデンは3-1-4-2のフォーメーションで、GKがシュミット・ダニエル、右WBに橋岡、2トップが林大地と原大智と日本人選手4人が先発。香川は23日に入国したばかりで登録には入らず。
試合はセランが積極的に前へ出て、前線に長いボールを当ててセカンドボールを狙う攻撃を展開する。やや押され気味のシント・トロイデンは、橋岡を基点にして林と原がDFラインの裏を狙って飛び出す形が多い。
前半20分ごろからセランの勢いが落ちてシント・トロイデンが相手陣内でプレイをする時間が長くなるが、ラストプレイの精度がイマイチで決定機を作るには至らず。しかし前半40分、原のポストプレイからライツがスルーパス、抜け出した林が相手GKの股を抜くゴールを決めて先制する。
ところがその直後からセランが猛攻、前半終了間際にCKからの流れでクロスを打たれると、前線に残っていたDFナドラニがシュート、これがうまくロビングシュートになってシュミット・ダニエルが届かずゴールイン。
後半もやはりセランペースで始まり、10分にはミカウターゼに抜け出され決定機を作られるがわずかゴール左に外れる。シント・トロイデンは前半に攻撃の基点になっていた橋岡のサイドが塞がれ、攻撃の糸口がつかめない。
ようやく後半25分ごろから再びシント・トロイデンがボールを支配。30分にクロスから原が落としたボールを拾ったブルースが倒されPK。これをブルース自身が決めてシント・トロイデンが追加点。
後半終了間際に林が交代。後半ロスタイムはセランの猛攻を受けるが、相手のFKを跳ね返してカウンターから3対1の場面を作ると、右からのクロスにフリーの原がヘッドで押し込みダメ押し、そして試合終了。シント・トロイデンが3-1で勝利を飾った。
日本人FWのアベックゴールだが、終始バタバタ感はあるものの精力的に動き回って体を張っていた林に比べると、原は運動量も少ないしあまり存在感が無かった。シント・トロイデンでは、おそらく香川はインサイドハーフでの起用になるのではと言われているが、それなら古橋のようなタイプのほうが合うように思うんだけどね~、はてさて。