現在公式戦6試合勝利が無く、リーグは13位と低迷しているデュッセルドルフは、2位と絶好調のダルムシュタットとアウェイで対戦。
デュッセルドルフは3-4-1-2で田中碧は2試合ぶりの先発で左のインサイドハーフに入る。対するダルムシュタットは、中盤フラットな4-4-2のフォーメーション。
まず前半18分に試合が動く。右サイドからボールを受けたゾボトゥカがPA内でヘニングスにバス、これをヘニングスが冷静に押し込み、アウェイのデュッセルドルフが先制。そして前半40分にはCKからのこぼれ球をヘニングスが切り込みゴール、2点目をゲットする。
後半になると中盤ダイヤモンドに変更したダルムシュタットが前に出て来て、デュッセルドルフ陣内でファールを与える場面が増える。デュッセルドルフの守備全体も引き気味になってブレスがかからず、ロングボールからのセカンドボールを支配されてミドルシュートを立て続けに浴びる。
デュッセルドルフは後半23分にCBボドツェクが負傷退場、代わりにネデルクが入る緊急事態になるが、この辺りからダルムシュタットの勢いが落ちてデュッセルドルフがボールを持てるようになり、後半25分にCKからゾボトゥカがダイレクトボレーも相手GKがファインセーブ。
すると後半30分に田中碧のスルーパスからのクロスは味方に合わなかったが、その流れでナライがカットインからミドルをゴール左に流し込み、ここまで押されまくっていたデュッセルドルフが3点目を加えて突き放す。
ダルムシュタットは、後半38にアーリークロスのクリアが後ろに流れたところをホラントと、デュッセルドルフGKヴォルフが交錯、これでダルムシュタットにPKが与えられ、ティーツが逆を突いたキックで1点を返す。
田中碧は後半ロスタイム2分にお役御免。デュッセルドルフは5分あった後半ロスタイムも、何とか相手のパワープレーに耐えきって3-1で試合終了。デュッセルドルフは6試合ぶりの勝利をアウェイで飾った。
2試合ぶりの先発になった田中碧は、精力的に守備のカバーリングを行いつつ、攻撃になったらパスコースを作って基点となり、ボールを落ち着かせて味方のリズムを取り戻す、分かりやすい派手さは無いけどしっかりチームに貢献。これからはまたレギュラーに定着するのではないかと思う。