「オブラクに地団駄を踏ませた、久保のフェイント股抜き決勝ゴール」スペイン・リーガエスパニョーラ 第14節 アトレティコ・マドリー-マジョルカ

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久保が怪我から復帰して2試合目のマジョルカは、アウェイでリーグ2位の強豪アトレティコ・マドリーと対戦。アトレティコはお家芸である中盤フラットの4-4-2、マジョルカはアプドン・プラッツが1トップに入った4-2-3-1。

試合はホームのアトレティコがボールを支配する流れで始まるが、マジョルカはコンパクトな3ラインディフェンスを保ち、攻められながらもGKレイナの好セーブで何とか凌ぎ、32分にワンチャンスからアプドン・プラッツがシュートを放った場面から、マジョルカが盛り返してイーブンで前半を終了する。

後半はアトレティコがボールを保持するも、序盤のマジョルカは前から積極的にプレスを仕掛け、しっかり押し返すが、後半10分からは完全にアトレティコがボールを支配。17分には左サイドからボールを受けたクーニャが狙いすましたシュートも、わずかに右へ外れる。

しかし後半22分、右サイドを抜け出したコレアからクロス、クーニャが合わせた最初のシュートは空振りだったが、すぐに足を出し直して蹴ったボールがゴールイン。VARでもゴールが認められ先制点をゲットする。

ここでアトレティコは選手二人を交代、スアレスをFWで投入。マジョルカも後半29分に久保を投入する。右SHに入った久保は、入って早速シュートを放つが相手に当たる。が、マジョルカは35分にFKからルッソがヘディングでコースに決めてマジョルカが同点に追いつく。

その後はホームのアトレティコがボールを支配するも、マジョルカは6バック状態で勝ち点1を死守する構え。ところが後半45分、アトレティコがピッチ中央でFKを得ると、セカンドボールを久保がヘッドで繋ぎ、アンヘルがボールをキープして裏へ抜け出した久保へ絶妙のタイミングでパス。

センターサークルに残っていたコケが中途半端にラインを上げた瞬間に久保が入れ替わりで抜け出し、そのままドリブルでアトレティコGKオブラクと1対1。久保のドリブルは最後にタッチが短くなって詰まったが、体を開いて左に流し込むと見せかけ、オブラクが足を出した裏を取って股抜きでシュートを決め、マジョルカが土壇場で勝ち越し。

後半ロスタイムにはジョアン・フェリックスに決定機を作られるがシュートは枠を外れ、そのまま1-2で試合終了。ここまで6試合勝ちが無かったマジョルカは、久保のゴールでアトレティコ相手に金星を飾ると同時に、リーグ首位のレアル・マドリーに対するアシストにもなった。

マジョルカの試合を久々に見たけど、セビージャが怪我で欠場していたのもあるが、随分ガッツリと守るチームになったなと。その分、得点力に欠けて勝てない試合が続いていただけに、久保が復帰してどうなるか。今後、徐々に出場時間は増えるだろうからじっくり見守りたいところだ。

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