「代表以上に迷える伊東、この試合も10人の相手に逆転負け」ベルギー・プロリーグ第16節 ゲンク-クラブ・ブルージュ

スポンサーリンク

ゲンクはまだヨーロッパリーグでは生き残っているものの、公式戦4試合勝ち無しの10位とリーグでは調子に乗り切れない状態。今節は2位のクラブ・ブルージュとホームで対戦。

伊東はいつものように4-2-3-1の右SHで先発、ブルージュは4-1-4-1で中盤がマッチアップする形でスタート。攻撃時には伊東は内側に寄った位置取りをし、サイドのスペースはSBのブレシアードが上がる形になっている。

前半10分、伊東がミドルパスを受けて1対1を突破、ドリブルからのクロスがトアストヴェトに渡るが、キックが相手を蹴ったという判定でファール。21分にはブレシアードのラストパスを伊東がPA内で受け、相手に倒されたように見えたがノーファール。

試合が動いたのは前半35分、右からのクロスにファーに飛び込んだヴァナケンがフロショフスキーのマークを剥がしてヘディングを決められ、クラブ・ブルージュが先制する。そこからはゲンクの攻撃が雑になり完全にブルージュのペースになったが、42分にボンゴンダをファンデルブレントが2枚目のイエローで退場する。

後半早々、ゲンクが同点に追いつく。伊東がゲットしたCKから相手がクリアしたボールをフォロショフスキーが失点のミスを汚名返上する見事なダイレクトボレーを決める。さらに後半26分、ゴール前25mからフロショフスキーがまた強烈なミドルシュート、これがGKミニョレの前でバウンドしてゴールイン、ゲンクが逆転に成功する。

その後も何度かゲンクが決定機を作るも決められず、逆にブルージュは後半34分に右からの折返しを繋がれ、マークの人が足りないところを決められ再び同点。さらに37分にCKからフリーのリッカにヘディングを決められ逆転。

ゲンクは数的優位を活かせず逆転負け。ボールを支配しながらクロスは高さで勝てずひたすら跳ね返され、無理な前がかりになってあっさり失点するという、どこぞの代表チームのような連携の無さで、この順位なのも頷ける内容と結果だった。

伊東はあまり周りとコンビネーションが生まれず、単独で持ってからさてどうしようかと考えるシーンが多かったね。まだ結果を出している分だけ代表のほうがマシだと考えるとゲンクの悩みの深さが伺える。そろそろ監督更迭の噂も聞こえているようだが、はてさて。

タイトルとURLをコピーしました