「意外にもアウェイのギリシャが前半を圧倒、しかし後半は地獄に落ちる」カタールW杯欧州予選 グループB スウェーデン-ギリシャ

スポンサーリンク

グループBでまだ6試合中5試合しか消化してない、首位のスペインと勝ち点1差の2位スウェーデンと3位ギリシャの直接対決。互いの勝ち点差は3で、まだギリシャにも首位通過の可能性は十分残っている。スウェーデンのフォーメーションは4-4-2で、ギリシャは3-1-4-2の形で対峙。

試合はホームのスウェーデンがボールを支配するも、ギリシャは守備時に5バックの形で自陣に壁を作り、スウェーデンは得意のサイドアタックを封じられて攻めあぐねる。パスの出しどころに困ってる間にギリシャに追い込まれてロストという場面が目立つ。

前半21分、ギリシャがカウンターからFWパヴリディスが抜け出しGKオルセンと1対1からシュートも、わずかに手に当たってゴールポストで跳ね返り得点ならず。39分にも、上手くニアゾーンでフリーになったマスラスのクロスにパヴリディスがヘッドもクロスバーの決定機。

前半のシュート数は実に1対7でギリシャが圧倒、ここで点を取れていれば全く違う結果になっていたと思うが、結局得点は入らずスコアレスで前半を終了する。

後半、スウェーデンは攻撃時に両SHがFWの位置まで上がる2-4-4のような攻撃的なシフトに変化、後半10分にはギリシャが自陣でのミスパスを拾われ、クアイソンに強烈なシュートを浴びる。

そして14分、DFからのロングパスにイサクが飛び出し、ギリシャDFマヴロパノスがスライディングで止めるもボールに触れられずPKの判定、これをフォルスベリが冷静に決めてスウェーデンが先制に成功する。

さらにスウェーデンは後半14分、GKのフィードにまたイサクが飛び出し、GKを交わすとカバーに入ったマヴロパノスが倒れたところをあざ笑うかのように、やすやすとゴールを決めて2点目。

そこからはスウェーデンが手のひらを返したかのように自陣で4-4-2の3ラインを作って守備固め、ギリシャが完全にボールを支配。しかしスウェーデン相手にクロスを浴びせても高さでは互角、簡単に跳ね返されてしまう。

そして後半41分、ハツィディアコスが2枚めのイエローで退場、ギリシャはこれで万事休す。スウェーデンは余裕の選手交代で時間を使い、2-0のまま試合終了。これでスウェーデンはネーションズリーグに出場していたスペインを抜いてグループ首位に浮上した。

ギリシャは前半の数多いチャンスに決められず、後半は一発のパスからあっさり失点と、どこぞの代表と良く似た失敗パターンで思わず同情。スウェーデンもそんなに強くなかったけど、ホームの力というところかな。

タイトルとURLをコピーしました