ここまでリーグ戦4試合で3分1敗とまだ未勝利のビーレフェルトと、開幕戦に勝利はしたがその後は勝ちを失っているホッフェンハイムとの対戦。フォーメーションはビーレフェルトが4-4-2で奥川はこれまでのトップ下ではなく右SHで先発、対するホッフェンハイムは4-2-3-1の形。
試合は互いにコンパクトな3ラインディフェンスから少ない手数で攻め切るサッカーで、ビーレフェルトは13分までにビッグチャンスが3回、そのうち1度はハックのシュートがポストに当たって跳ね返り、クロスがドフリーでシュートというシーンを作る。
ホッフェンハイムも、奥川のマークが間に合わずクラマリッチがフリーでシュート、22分にもCKから2人がフリーになる場面はあったが得点には至らず、その後もポジションがマッチアップしてどちらも組み立てが出来ず、ミスがあった方がピンチになるという忙しい流れに。
前半36分にはビーレフェルトがハーフカウンター、奥川がPA内でパスを受けようとするも、わずかに呼吸が合わず横に流れてシュートまで行けず。39分にはアーリークロスを中でクロスがヘッドもGKにキャッチされる。逆に42分にはクロスの折返しからべブーがシュートもビーレフェルトのDFがカバーして防ぐ。
後半の立ち上がりはビーレフェルトペース。サイドの攻防で優位に立つが、奥川もDFラインまで下がってカバーリング。12分にはクロスをクラマリッチがフリーでヘッドもGKオルテガがダイビングでキャッチ。
その後はホッフェンハイムがボールを支配するが、後半24分にはクロスの落としから奥川がシュートも相手のカバーに当たってCK。終盤はビーレフェルトが盛り返し、90分には奥川がPA内で折り返すも相手に当たってCK。3分のロスタイムも互いに決定機は無く試合終了。
奥川は90分しっかり攻守に走り回ってチームに貢献。かつての華麗なドリブラーがすっかり労働者になっているのはいろんな意味で感慨深い。決定的な仕事も欲しかったところだが、まあ地力で上回る相手に無失点で終えたので良しとしないとね。