「今回は攻撃陣が頑張り、吉田は運に助けられてのクリーンシート」イタリア・セリエA第4節 エンポリ-サンプドリア

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前節は強豪インテル相手に吉田のゴールなどで勝ち点1をもぎ取ったサンプドリアは、2節でユベントスに勝利したエンポリと対戦。吉田は4-4-2の右CBで先発、対するエンポリは中盤ダイアモンドの4-3-1-2のフォーメーション。

序盤はホームのエンポリが押し込み、2分に吉田のクリアが小さくなったところを拾われ、クトローネを吉田がマークするも股間を抜かれて折り返され、マンクーゾにシュートを打たれるもサンプドリアGKアウデーロがファインセーブと、吉田の緩慢なプレイでピンチを招いてしまう。

しかしエンポリの勢いは意外と続かず、14分には左の高い位置でボールを奪ってカンドレーヴァがカットインからシュート、エンポリGKヴィカリオがかろうじて弾く決定機。エンポリも22分にクトローネが吉田の背後から飛び込み、前に入り込まれるがわずかにクロスが合わず命拾い。

その後はしばらく膠着状態が続いたが、後半30分にサンプドリアが中盤でボールを奪い、カンドレーヴァのドリブルからスルーパスに反応したカプートが流し込み、サンプドリアが先制点をゲットする。

前半39分、エンポリは2トップにロングボール、マンクーゾに拾われミドルもわずかにバーの上。40分にも左からのクロスにマンクーゾがファーに飛び込みボレーもサイドネット。サンプドリアも直後にカウンターからGKと1対1、クアリアレッラのミドルとチャンスを作る。

後半は、サンプドリアがCKからダムズゴーのシュートが枠に行くなどいきなり攻勢、5分のCKでもヘッドの折返しからカプートが反応するがシュートはクロスバーに当たる。そして7分、右からの折返しからカプートがカットインシュート、GKヴィカリオの手にあたってゴールイン。

その後は当然エンポリがボールを支配するが、2点リードしてからは3ラインでコンパクトに守るサンプドリアは落ち着いた対応を見せ、決定機を作らせない。17分にはカウンターからクトローネにミドルを決められたように見えたが、パスの直前で吉田がラインを上げてVARでオフサイドの判定。

エンポリは後半23分に2トップをピナモンティとディ・フランチェスコにそっくり入れ替える大胆采配。しかしサンプドリアは25分に左サイドでサイドチェンジを受けたカンドレーヴァが、切れ込んで見事なゴラッソをファーに叩き込みダメ押し、これでほぼ勝負は決まってしまい、試合はそのまま0-3で終了。サンプドリアがアウェイで快勝の結果となった。

吉田は疲れもあるのか、相手2トップと常に1対1に晒された試合序盤は不安定だったが、リードして周りに味方が増えて来ると次第に安定、寄せの甘さはあったものの何とかクリーンシートで終えられた。勝ちに不思議の勝ちありって感じで、ちょっと反省が必要な内容だったね。

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