「原口がブンデスのインサイドハーフ像を田中碧に見せつける活躍」ドイツ・ブンデスリーガ第3節 ウニオン・ベルリン-ボルシア・メンヘングラードバッハ

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開幕から2試合連続ドロースタートのウニオン・ベルリンは、昨シーズンは8位で終えたボルシアMGとホームで対戦。ウニオン・ベルリンは今節も原口が左インサイドハーフに入った3-1-4-2でスタート、遠藤はベンチ外。対するボルシアMGは4-2-3-1のフォーメーション。

試合はウニオン・ベルリンのビルドアップが不安定なのを見越して、ボルシアMGがハイプレスを仕掛けてペースを握る。ウニオン・ベルリンは自然とWBが下がった5バックで応じる時間が長くなる。そんな中で何とかカウンターを狙いたいのだが、ボルシアMGの寄せが早くてシュートまで持って行けない。

ようやく前半22分、ウニオン・ベルリンはFWのクルーゼが相手に囲まれながらもボールをキープして右サイドに走り込んだ原口にパス、そこからのクロスをフリーになっていたギーセルマンが狙いすましたヘッドを決め、原口のアシストでウニオン・ベルリンが先制する。

ウニオン・ベルリンは、ボルシアMGの2CBに2トップ、ダブルボランチに両インサイドハーフ、トップ下にはアンカーがマンマークに付く事でビルドアップを阻害、その後は試合をイーブンペースに持ち直す。すると前半42分、カウンターからアウォニイがキープしてクルーゼにパス、クルーゼからまたアウォニイにスルーパスが渡り、GKを交わして2点目のゴールを決める。

ボルシアMGも直後に一発のパスから抜け出しシュート、これはウニオン・ベルリンGKルーテがファインセーブ、こぼれ球をノイハウスが狙うが左へ外してしまう。原口は45分に相手の体を後ろから抱えてしまいイエローカード。それもあってか後半15分に原口は交代。

ウニオン・ベルリンは後半20分ごろに立て続けにチャンスも決められず。そこからはウニオン・ベルリンが逃げ切りを図り、ボルシアMGがボールを支配してハーフコートゲームで攻め立てるが、さらに3人を一気に変えてゴール前を固めるウニオン・ベルリンの牙城を崩せない。

ボルシアMGは後半ロスタイムにハーフカウンターから最後はホフマンが押し込み1点差に迫り、最後はロングボールが流れたチャンスにザカリアがシュートもサイドネット。結局ウニオン・ベルリンが1点を守りきって試合終了、今期リーグ戦初勝利を飾った。

原口は途中交代だったが、ブンデスのインサイドハーフは、攻撃ではいち早く動いてスペースを作り、守備では逆に危険なスペースを埋め、スキがあればボールを奪いに行くという汗かき仕事が第一であると、田中碧に見せつける奮闘ぶりだった。

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