ここまで4勝1分でグループ首位に立っているセレッソは、最終節で勝ち点差3で2位の傑志と直接対決。セレッソが負けると傑志と勝ち点で並び、グループリーグは当該成績の勝ち点、得失点差で決まるため、2点差以上が付くと逆転されてしまう。
というわけで勝利が必要な傑志だったが、試合はセレッソが完全にボールを支配、序盤は何度もサイドを突破して決定機を作ったが決められず。そのうち傑志が慣れて来て、セレッソの縦パスを狙うようになってからはリズムが悪くなり、思ったようにチャンスが作れなくなってしまう。
清武は上手いんだけど周りと息が合わず空回り、大久保は動きは悪くないけどシュートの精度が最悪で、坂元と為田はクロスを上げても中で誰も合わせられず、後半途中から出場したタガートはすぐ怪我をして引っ込むなど、セレッソの攻撃で得点の香りがするのはセットプレイからチアゴのヘディングぐらいだった。
終盤、2点が必要な傑志は前に出て来るようになったが中途半端で、むしろセレッソのほうがカウンターからチャンスを作り、高木が丸橋からのパスをフリーでシュートという決定機はあったが、最後までスコアは動かず0-0のスコアレスドローで終了。
セレッソは1位で決勝トーナメント進出を決めたが、ここから決勝まで勝ち上がるにはFW陣がよほど覚醒しない限りは難しいように思う。決勝トーナメントの開始は9月だが、夏にどれだけ補強を出来るかが鍵になるだろう。