「史上初の兄弟対決は兄がプライドを示す勝利、弟は次こそ本気出す?」日本代表-U-24日本代表

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日本では史上初の年代別代表同士の対戦という事で注目が集まった試合。中1日でガーナとの試合が控えているU-24が、この試合にどんなメンバーを出して来るのか読めなかったのだが、いざ蓋を開けてみればOAはスタメンで出場せず、五輪当落線上と見られる選手がスタメンに並んだ。

U-24がGK大迫、DFが旗手、町田、橋岡、菅原、ボランチが中山と板倉、2列目が遠藤渓太、久保、三好、1トップが田川という並び。対するA代表は、GKがシュミット・ダニエル、DFは長友、谷口、植田、室屋、ボランチが守田と橋本、2列目は南野、鎌田、原口、1トップが大迫というどちらも4-2-3-1のフォーメーション。

試合は、いきなり前半1分に鎌田のCKから大迫がフリックしたボールを橋本がドフリーで押し込みA代表が先制する。その後もA代表がビルドアップ能力の差を見せつけてボールを支配、U-24はやっとDFラインでボールを奪っても余裕が無くてロングボールを蹴るだけの流れになってしまう。

ようやく前半20分、田川のポストからワンタッチで久保が出したボールを田川がシュートもゴールの右に外れてしまう。25分にも遠藤渓太のキープから久保が折り返し、板倉がシュートという場面を作るなど、徐々にU-24が自分たちのリズムを作り始める。30分には久保自身が得たファールから直接FKもバーの上。

しばらくU-24に主導権を握られていたA代表だが、前半30分に相手のクリアボールを拾って南野が頭で落としたボールを鎌田がダイレクトで押し込み2点目をゲットする。

A代表は後半から、シュミット・ダニエル、鎌田、原口、長友、南野が下がり、中村航輔、浅野、古橋、小川、伊東の5人が交代。U-24も、GKが大迫から沖、久保に代わって前田大然、中山から田中碧、遠藤から相馬と4人が交代する。

しかし後半7分にA代表は伊東が繋いだカウンターから浅野が小川のクロスに合わせ、シュートはGK沖が防いだがこぼれ球を再び浅野が押し込み3点目。ここでU-24は1トップに林を投入する。A代表は大迫と橋本が下がって坂元と川辺が入り、浅野が1トップになる。

その後もU-24はチームに連携が無く組み立てでミスを連発、後半22分にはカウンターから伊東が完全に抜け出しシュートも右に外れて4点目はならず。さらにU-24は堂安、古賀、遠藤航を入れて交代枠を使い切る。

早速その遠藤から高い位置に上がった菅原へパスが通り、誰かが触ればというクロスの場面を作る。後半41分には浅野がスピードで抜け出し橋岡を交わしてシュートも決まらず。45分には田中碧の縦パスから林が振り向きざまシュート、ロスタイムにはCKから林がヘッドも枠外で、そのまま3-0で試合終了。

森保監督がこの試合をどう使うか注目されたが、完全にU-24で当落線上の選手を試すためのテストマッチにして来たなと。久保が先発だったのはスポンサー対策かな。ただ、デュエルや攻守の切り替えなどA代表と比べてチームとしての完成度は雲泥の差で、モチベーション的にも下手な試合は出来ないとA代表のほうが高かったように思う。

パッとしなかったU-24メンバーの中で、本番に残れそうなのは久保、堂安、相馬、板倉、林、旗手ぐらい、田中碧は遠藤が入ると良くなったので相方次第か。ともかく、これでガーナ戦はOAが入った本チャン仕様になる事は確実なので、そこでどういうスタメンになるかに注目したい。

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