「昇格組の徳島に対し、なりふり構わず弱者のサッカーに徹したガンバ」J1第16節 ガンバ大阪-徳島ヴォルティス

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宮本監督が解任されて松波監督に交代しても勝ち点が上げられず、最下位の横浜FCに勝ち点で並ばれてしまったガンバ大阪。今節はポヤトス監督率いる徳島ヴォルティスと対戦。

ガンバのフォーメーションは、パトリックの1トップに2シャドーが宇佐美と倉田の3-4-2-1で、徳島は2-4-3-1という形。

試合はまずガンバが前からプレッシャーをかけて徳島のリズムを壊しにかかるが、いざ攻撃となると共通意識が無くてパスミスを多発、10分頃には徳島もしっかりボールを繋いでペースを握り始める。

ガンバも20分を過ぎると、個人能力を活かしてボールをキープ、パスワークを諦めて確実にボールを繋ぐサッカーに変更して徐々にリズムを取り戻すと、前半27分に小野瀬からのダイレクトクロスにパトリックが中で合わせてガンバが先制する。

後半になると、ガンバは前からのプレスをかけられなくなり、5-4-1のような形で守って徳島が攻め立てる流れになる。すると後半12分にワンツーから宮代が抜け出し、三浦に後ろから倒されPKの判定、これを岩尾が逆サイドに決めて同点。

しかし後半27分、クロスにパトリックと徳島GK上福元が競り合ってこぼれたボールを宇佐美がダイレクトで押し込みガンバが再びリードする。徳島も28分に宮代がシュートも枠外。その後も徳島がボールを支配するも得点は奪えず2-1で試合終了。

ボール支配率が30対70、シュート数は5対14と、ガンバが完全に弱者のサッカーでなりふり構わず勝ち点3をもぎ取った格好。ともかく松波監督に変わってから初勝利、ここから反転攻勢を仕掛けるきっかけとなるのかどうか。

徳島はガンバがボロボロだった前半に畳み掛ける事が出来ず、中途半端なプレスでガンバにボールをキープさせてしまい、リズムを作られてしまったのが敗因だったように思う。そもそも相手に守られると厳しいサッカースタイルなので、相手に研究される後半戦は正念場だろう。

 

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