「ゴールやアシストは無くても伊東は攻撃を牽引、チームはチャンピオンズリーグに王手」ベルギー・プロリーグ優勝プレーオフ第4節 アンデルレヒト-ゲンク

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リーグ戦の上位4チームが総当りで行うベルギーの優勝プレーオフ、折返しの第4節。ゲンクは前節で対戦したアンデルレヒトと再び対戦。伊東はこの試合も4-2-3-1の右SHで先発、アンデルレヒトも同じ4-2-3-1のフォーメーションでスタート。

伊東は序盤からインサイドにポジションを取る事が多く、5分頃にはバイタルのセンターでボールを受けてミドルも、アンデルレヒトGKフェルブルッゲンにキャッチされる。前半10分にも伊東の高速クロスにオヌアチュが頭で合わせるも、わずかに強くて上に飛んでしまう。

しかし先制点はゲンク。前半17分に、伊東が相手DFのビルドアップをスティール、オヌアチュからボンゴンダに渡り、シュートはフェルブルッゲンに弾かれたが、こぼれ球をオヌアチュが押し込みゴール。

ややポゼッションで劣っていたアンデルレヒトも、前半31分に左サイドからのラストパスがゲンク左SBムニョスに当たり、ボールが1トップのヌメチャの前に転がり、これをしっかり蹴り込んで同点に追いつく。

前半43分には伊東のドリブルから得たCKから、こぼれ球を伊東がシュートも相手に当たり、そのCKからCBクエスタがヘッドもボールはゴール左に外れてしまう。そして45分にも伊東のクロスがわずかにオヌアチュに合わず、同点のまま試合は後半へ。

後半開始早々にも、ゲンクがパスを繋いで伊東からのラストパスをボンゴンダがシュートも、相手に当たって枠外というチャンス。20分にも伊東が中でドリブル、右へラストパスもシュートまで行けず。

その後はアンデルレヒトも盛り返して膠着状態が続いたが、後半41分にロングボールに競ったボンゴンダが受けたファールからのFKで、途中出場のデセルスが頭で押し込みゲンクが勝ち越し。

アンデルレヒトも後半ロスタイムに、スローインからGKファンデフートの手をかすめてゴールマウスを外れる強烈なミドルを放ち、5分過ぎには自陣でのFKからクリアしたボールを至近距離からシュートされるが、幸いにもブロックされて試合終了。これでゲンクは残り2試合で3位に勝ち点6、得失点差はプラス6となり、かなりチャンピオンズリーグ圏内に向けて視界良好になって来た。

伊東は、サイドに張るよりトップ下に近い位置で攻撃に参加する場面が多く、最近の試合では比較的多くのチャンスに絡んだように見えたが、不思議なものでそういう時に限ってゴールとアシストには繋がらず。このまま残留でもチャンピオンズリーグに出られそうだが、来期はどういう進路を取るのだろうか?

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