「三好がゴール、伊東は2アシストと結果だけはケチャドバな試合」ベルギー・プロリーグ優勝プレーオフ第1節 ロイヤル・アントワープ-ゲンク

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ベルギーリーグは、今節からリーグ上位4チームでチャンピオンズリーグとヨーロッパ・カンファレンスリーグ入りを争うプレーオフがスタート。初戦は、3位のロイヤル・アントワープと勝ち点1差で4位のゲンクとの対戦。

アントワープは1月10日以来の先発となった三好が、右のインサイドハーフに入った3-1-4-2のフォーメーションで、ゲンクはいつものように伊東が右SHに入った4-2-3-1の形でスタート。

伊東はいかにも疲れが溜まっている様子ではあったが、10分に右サイドでドリブル突破、マークに来たデ・ラエトにスライディングで倒され、早速相手にイエローカートを与える。三好も13分に右サイドでスルーパスを受けるが、カットインが大きくなってシュートまで行けず。15分にも三好はロングパスに飛び出し先に触るが、GKにカットされる。

前半19分に、アントワープはカウンターから2度のシュートに繋げるが決められず、逆に20分にゲンクはオーバーラップした伊東からのクロスにオヌアチェがスルー、裏にいたボンゴンダがフリーで押し込み先制。

その後はゲンクがあまり高い位置からプレスはかけなくなり、アントワープがボールを支配。WBのブタが高い位置を取って、三好はインサイド、ほぼトップ下のようなポジションを取る時間が長くなる。前半31分には右に開いた三好からクロスも飛び込んだムボカニに合わず。

後半開始早々、伊東がドリブルでPA内に入って切り返し、その際に倒されるもファールは取ってもらえず。直後にアントワープは右からのクロスにムボカニがフリーでヘッドもバーの上。5分にはPA内で三好が粘って倒れながらのクロスもシュートまで行けず。

しかし後半12分、アントワープはCKからニアでフリックしたボールをマルシャンが押し込み同点に追いつくと、後半13分には三好が中盤でボールを奪い、PA内でパスを受けてトラップでGKを交わすもクロスがシュートに繋がらない。

そして後半16分、アントワープは高い位置でボールを奪うと、三好のフリックから繋いで最後はムボカニのパスを走り込んだ三好がダイレクトで蹴り込み、アントワープが逆転に成功する。

ここまで寝ていたゲンクだったが、22分に伊東のドリブルからトアストヴェトがシュートはGK正面になるも、27分にDFライン裏へのパスにオヌアチュが追いつき、切り返しでマークを外してのゴールを決めてゲンクが同点。

後半31分に三好が交代、ホームのアントワープが攻勢に出るも決定機を作るまでには至らない。ゲンクも37分にゴール前での折返しを伊東がシュートもバーの上、41分にも伊東がドリブルで相手を剥がし、パスからシュートも枠外。

しかし後半43分、高い位置でボールを奪ったゲンクは、そこから右サイドの伊東へパス、伊東のクロスはファーに流れてボンゴンダが頭で押し込み、伊東の2アシスト目から逆転ゴールが生まれる。

アントワープはロスタイムにオヌアチュのハンドからFKを得るも、ゲンクGKファンデフートがしっかりキャッチ。そしてそのまま2-3で試合終了、ゲンクがまずプレーオフ初戦で勝利を手にした。

プレーオフのシステムは、レギュラーシーズンの勝点を半分にしてからのスタートなので、ゲンクは勝ち点31の2位に浮上。首位のクラブ・ブルージュまで勝ち点8差なので、実質的にチャンピオンズリーグ圏の2位を3チームで争う形になる。3位と4位が勝ち点30なので、まだまだ行方は分からない。

伊東については、2アシストを記録したがボールに関与する機会は普段より少なく、いかにもお疲れの様子。三好はゴールを決めたが、やはりフィジカルとリーチの差でデュエルに課題は残す。現実的にステップアップは厳しいか。

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