現在12位のボローニャと14位フィオレンティーナ、中位同士の対戦となった試合。冨安が5試合ぶりに怪我から復帰、3-4-2-1の右CBで先発。対するフィオレンティーナは3-1-4-2のフォーメーション。
試合はフィオレンティーナがVWヴラホビッチのポストを中心に攻撃を組み立てる。冨安は3バックながら積極的に高い位置を取って攻撃に絡む場面が多い。
前半20分、フィオレンティーナのプルガルがミドル、これをPA内でスマオロが手に当ててしまいPK&イエローカード、これをヴラホビッチがきっちり決めてフィオレンティーナが先制する。
ボローニャも、前半31分に右サイドのパス交換からヴィニャートが切れ込み、スルーパスにパラシオがギリギリ抜け出し美しいゴールを決めて同点。その直後にもバロウがスルーパスからGKと1対1になる決定機があったがシュートはGKに当たって決められず。
後半5分、右サイドで冨安からのパスにパラシオが抜け出し、クロスにヴィニャートが飛び込むもわずかに合わず。8分にはリベリと冨安が1対1、ドリブルにきっちり付いて行って見事にスティールする。
ボローニャは後半18分に冨安の縦パスにスバンベリが抜け出すも中途半端なプレイでチャンスを活かせず。逆に後半19分、右からのクロスにボナヴェントゥーラが走り込み、スバンベリがマークに行くも追いつけず、投げ出した足に当たってゴールが決まりフィオレンティーナが勝ち越し。
しかしボローニャは後半26分に、またヴィニャートのクロスから中に飛び込んだパラシオが頭で合わせてファーに決め、またボローニャが同点に追いつく。が、29分にフィオレンティーナのCKにGKスコルプスキが飛び出して触れず、ファーに飛び込んだヴラホビッチが押し込み、あっという間に勝ち越される。
ここで冨安はオルセンと交代、ボローニャは4バックに変更する。すると39分、またまたまたヴィニャートのスルーパスにパラシオがスパッと抜け出し、GKの動きを読んだ冷静なシュートを決めて三度同点。その後は互いにチャンスはあったがスコアは動かず、3-3のドローで終了。
冨安自身は失点に絡まなかったし、リベリとのデュエルでは完勝していたが、攻撃ではやや試合勘を欠いたミスがチラホラあった。先発した2人のCBが不安定だったので、冨安がセンターでも良かったのではないだろうか。