「PKゲットと幻のアシストでチームを牽引する堂安、後ろで支える奥川」ドイツ・ブンデスリーガ第30節 アルミニア・ビーレフェルト-シャルケ04

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リーグ17位のケルンがライプツィヒに勝利したために、この試合でビーレフェルトに勝たないと降格が決まってしまう最下位のシャルケ。15位のビーレフェルトにとっても勝利が必要なセメントマッチ。

ビーレフェルトのフォーメーションは4-3-3で、奥側が右インサイドハーフ、堂安が右SHで先発。対するシャルケは3-1-4-2の形で、先発にはフンテラール、ゴンサロ・パシエンシア、コラシナツといった日本人に馴染みのあるメンバーが並ぶ。

試合は序盤から激しい中盤での争いを見せるが、ビーレフェルトは9分に堂安のポストプレイからプリートルが強烈なミドルを放つ最初のチャンスを作る。13分にはファビアン・クロスの折返しに堂安がボレーも相手のブロックに防がれる。18分にも堂安がミドルも枠外。

前半25分ごろからシャルケが盛り返すも、ビーレフェルトのほうがコンパクトでボールへの集散が速く、ペースを握るまでには至らない。逆に29分にはカウンターから堂安が抜け出し、中へ折り返すも奥川のトラップが大きくなってGKにキャッチされる。

後半の立ち上がりもビーレフェルトがペースを握ると、6分にシャルケのマスカレルのミスからボールを奪うと、そのままファビアン・クロスがゴールを叩き込みビーレフェルトが先制する。

当然、そこからは降格がかかっているシャルケが死にものぐるいでの攻撃にかかる。ビーレフェルトも17分にカウンターからサイドチェンジを受けた堂安がPA内でカットインからパスもプリートルはシュートまで行けず。

シャルケはボールを支配するも、ラストプレイの精度が低くて決定機が作れない中、また後半32分に右サイドに張った堂安がカットインから左足でクロスもボールはそのままゴール左に外れる。

この時、堂安が上げた足を相手に蹴られたのだが、その場所がエリア内とVARで判定されてPK、キッカーは堂安じゃなくてファビアン・クロス、そのキックがシャルケGKフェアマンにセーブされ、こぼれ球を堂安が拾って再びクロスが押し込むもオフサイドの判定。

後半40分に堂安と奥川が交代、ビーレフェルトは完全に守り切る体勢に。その後もビーレフェルトはきっちり守り切って試合終了。これでシャルケは30年ぶりに2部への降格が決定、無観客なのでブーイングは起こらなかったが、選手が暴徒と化したサポーターに襲撃を受けるなど散々な日になってしまった。

堂安はPKゲットと幻のアシストでスコアポイントは付かなかったが、力強いキープ力で前線の基点としてチームを牽引。奥川は攻撃面では目立たなかったが、献身的な運動量で堂安をサポート、地味ではあったがしっかり勝利に貢献を果たしていた。そろそろ代表に呼んでもいいのでは?

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