「鎌田のアシストと起点で”ヒュッターショック”を払拭する勝利、しかし依然として采配には疑念」ドイツ・ブンデスリーガ第30節 フランクフルト-アウクスブルク

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先週はいきなりフランクフルトのヒュッター監督が、来期はボルシアMGに就任する事が発表され、その直後に行われたボルシアMGとの試合は、当然のように集中を欠いた試合で0-4の大敗、サポーターから大ブーイングを浴びる格好になってしまったフランクフルト。

来期のチャンピオンズリーグ入りを目指すには絶対に負けられない試合となったミッドウィークの今節は、11位のアウクスブルクと対戦。フランクフルトは3-4-1-2のフォーメーションで鎌田はトップ下で先発、長谷部はベンチスタート。対するアウクスブルクは3-4-2-1の形。

試合はホームのフランクフルトがポゼッションで優位に立つが、長谷部が不在のビルドアップは精度を欠き、アウクスブルクが何度かカウンターからシュートまで持ち込むなど緊張感のある立ち上がり。

なかなか前半は決定機を作れなかったフランクフルトだが、前半36分に鎌田が自身のCKからサイドでこぼれ球を拾い、クロスを上げるとヒンテレッガーが飛び込みヘディングゴールを決める。

後半から、イエローカードをもらっているヒンテレッガーに代えて長谷部が3バックのセンターに入る。後半が開始してしばらくは、アウクスブルクがサイドの攻防で優位に立ってフランクフルトが守勢に回る時間帯が続く。

が、後半13分にGKトラップからのパスを受けた鎌田が3人に囲まれながらフリーのローデにパス、コスティッチがクロスを上げてアンドレ・シウバが頭で決める黄金パターンでフランクフルトが2点目をゲットする。

後半25分にアウクスブルクがCK、これを競り合ったトゥッタの腕に当たったというVARの判定でアウクスブルクにPK、しかしキッカーのフィンボガソンがこれをクロスバーの上に外してしまう。鎌田は後半36分にバルコクと交代でお役御免。

アウクスブルクは後半40分にFKからのこぼれ球をシュートもゴールポストに当たって入らず。その後はフランクフルトが確実に試合をコントロール、そのまま2-0で試合終了。チャンピオンズリーグを狙う上で必勝の試合をきっちりモノにした。

とは言え、攻撃では相変わらずヨビッチが消えがちで、ユネスよりも優先される理由は無いように思うが・・・長谷部もボランチではなくCBとして途中出場と、ヒュッター監督が次の赴任先であるボルシアMGの欧州戦入りのアシストをしているとは穿ち過ぎだが、なぜベストと思われる起用をしないのか不思議。

鎌田はアシスト以外にも、バイタルの狭いスペースの中で確実にワンタッチで味方にパスを通し、後半に長谷部が投入されると鎌田への縦パスも増え、フランクフルトの攻撃リズムを整えていた。次は正念場のレヴァークーゼン戦、是非勝ってCL行きを近づけて欲しいね。

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