前節は10人のバイエルンに0-4というショッキングな大敗を食らってしまったシュツットガルトは、12位のブレーメンとホームで対戦。
日本代表帰りの2人は、遠藤がボランチで強行先発だったのに対し、大迫はベンチスタート。フォーメーションはシュツットガルトが3-4-2-1で、ブレーメンが4-2-3-1の形。
試合はアウェイのブレーメンが積極的に攻撃を仕掛け、11分にはこぼれ球を拾ったシュミットの強烈なシュートがシュツットガルトのゴールを襲うが、GKコベルが横っ飛びでセーブする。22分にもブレーメンは同じような形でボレーを放つが右に少し外れてしまう。
シュツットガルトは前節に右WBのワマンギトゥカが前十字靭帯断裂という大怪我をしたために、この試合はクリバリが同じポジションに入ったのだが、攻撃力の低下は著しくほとんどボールに絡む事が出来ていない。
前半25分に、シュツットガルトはGKパブレンカにセーブされたものの、ようやくワンツーからフェルスターのシュートという決定機。35分には逆にカウンターからシュミットが抜け出しシュートも遠藤がブロック。
後半もいきなり10分にブレーメンは折返しからフュルクルクがフリーで合わせるもバーの上と、超決定機を決められない。シュツットガルトも13分にカウンターから最後はクリモヴィッツがシュートもGKがしっかりキャッチ。
後半からシュツットガルトはあまり前からプレスに行かず、自陣でコンパクトに守ってカウンターに狙いをシフト、それが功を奏して右サイドのソサを中心としたカウンターで何度か良い形を作る。
後半28分、大迫がシュミットと代わって投入、同じトップ下のポジションに入る。早速2分後には大迫の浮き球パスからラシツァのシュートに繋げる。その直後にも大迫のプレスバックで遠藤からボールを奪ってチャンスを作る。
しかしシュツットガルトは後半36分、中盤でカストロがスルスルと抜け出し、ソサのクロスにゴール前で競り合ったボールが当たらず抜け、裏にいたアウグスティンソンに当たってオウンゴールが決まってしまう。
ビハインドを負ったブレーメンだったが、その後はシュツットガルトのほうが中盤を支配、徐々に大迫には良い形でボールが入らなくなって来る。ロスタイムにはPA内でディンクチの落としを大迫がダイレクトでシュートも、アウトにかかってゴール右に外してしまう決定機。
その後も大迫がポストプレイで遠藤のマークを交わしてパスという見せ場はあったが、結局スコアは動かず1-0のまま試合終了。シュツットガルトが内容は悪かったが勝ち点3をゲットした。
遠藤は守備ではいつも通りの献身性を見せていたが、前半3分にミドルを当て損ねて大きく外すなどキックの精度を欠き、ビルドアップの動き直しも鈍くて攻撃面ではイマイチ。まあ、冨安のように怪我をしないで済んだだけマシか。
大迫はシュートは外したものの、柔らかいボールタッチとパスセンスは代表での調子を維持していて出来は悪くなかった。ただ先発のシュミットがスピードとテクニックがあって良いので、先発復帰は厳しそう。むしろシュミットと組んで1トップで使ってほしいのだが・・・