「長谷部と鎌田が先発せずとも、フランクフルトはドルトムントを突き放す大きな勝利」ドイツ・ブンデスリーガ第27節 ボルシア・ドルトムント-フランクフルト

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現在リーグ5位のドルトムントと、4位のフランクフルトのチャンピオンズリーグ圏内争いの直接対決。ホームのドルトムントは4-2-3-1で、ハーランが1トップに入った形。対するフランクフルトは、長谷部が累積警告で出場停止、鎌田は代表戦の疲労を考慮してベンチスタート、3-4-2-1のフォーメーションでスタート。

試合はホームのドルトムントがボールを支配する流れで始まるも、前半11分にフランクフルトはコスティッチが強引なドリブルで縦突破を仕掛けると、ふんわりクロスにシュルツが頭でクリアしたボールがオウンゴールになってフランクフルトが先制する。

その後はフランクフルトがボールを支配、前半21分、25分とゲレイロからラストパスを受けたハーランが決定的なシュートを放つが珍しく決められない。フランクフルトもドルトムントのサイドの裏に出来るスペースを作って何度かカウンターのチャンスを作る。

次に試合が動いたのは前半44分、ドルトムントのCKからエムレ・ジャンが胸で落とし、それをフンメルスが振り向きざまのシュートを決めて同点に追いつく。ロスタイムにもゲレイロが角度の無いところからシュートを放つもわずかに枠をそれる。

後半から足を痛めたユネスに代えて鎌田が投入、ヨビッチと並んで2シャドーの位置に入る。早速3分に鎌田の展開からドゥルムの横パス、これを鎌田がシュートも左に外れる。12分にはコスティッチのクロスに鎌田とヨビッチが重なってしまいシュートを打てず。

ドルトムントも後半10分過ぎに猛攻を仕掛け、13分にロイスが立て続けにシュートを放つと、15分にもPA横からの折返しをゲレイロがシュートもGKトラップが正面でキャッチと、ドルトムントはチャンスに決められない。

フランクフルトは後半20分にコスティッチのFKをイルザンカーが頭で合わせて勝ち越しゴールを決めたかに見えたが、VARでオフサイドと判定されてノーゴール。後半23分にはハーランがロイスのパスに抜け出し左サイドからシュートも右に外れる。

後半25分を過ぎると、ドルトムントはラインが下がって中盤にスペースが生まれ、フランクフルトにチャンスが増える。28分に鎌田のサイドチェンジからコスティッチのクロス、アンドレ・シウバのボレーという決定機。30分にもバイタルでパスを受けた鎌田がそのままシュートも、体勢が崩れて枠に飛ばせず。34分にはニアゾーンへ飛び込んだ鎌田の折返しをソウがシュートもバーの上。

ドルトムントも選手を代えて後半40分にはクロスからハーランがヘッドも浮いて決まらず。すると後半42分にフランクフルトはカウンターからヨビッチがドリブルでPA内に入り、クリアを拾ったコスティッチのクロスをアンドレ・シウバが頭で押し込みフランクフルトが逆転。ロスタイムにも、鎌田のスルーパスにヨビッチがはたき、コスティッチのシュートという決定機。

そこからドルトムントもセットプレイからアカンジ、レイナとシュートを放つがゴールを奪えず、試合はそのまま1-2で終了。これで両チームの勝ち点差は7へ広がり、チャンピオンズリーグの出場権までフランクフルトがまた一歩近づいた。ドルトムントはハーランの日では無く、終盤にペースが落ちてフランクフルトにうっちゃられてしまった。

長谷部が不在のフランクフルトは、前半は縦パスの出し手も受け手もおらずサイド攻撃に偏っていたが、後半は鎌田が中盤でギャップを生む事によりドルトムントを中から崩す事に成功、鎌田自身はスコアポイントを挙げられなかったが、地味に勝利に貢献していた。が、まあこの試合はチーム全体を褒めるべきだよね。

 

 

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