「まるでイタリアの残留争い、久保はまた一つ苦い経験を積み重ねる」スペイン・リーガエスパニョーラ第21節 ヘタフェ-アラベス

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前節はアスレチック・ビルバオ相手に5失点で大敗したヘタフェ。今節は18位と残留争いのライバルであるアラベスとの対戦。ヘタフェはマタの1トップは不変だが、DFが3バックでシャドーがアレニャと久保、ククレジャがWBになった3-4-2-1。アラベスは4-4-2のフォーメーション。

序盤はどちらもボールを奪ったら前方に蹴り出す流れで落ち着かず、久保は相手の左SBドゥアルテにガッツリマークされ、ボールに触る回数も少ない。久保が中に入って右WBのスアレスを引き上げる工夫は見せるが、なかなか思ったような攻撃をする事が出来ない。

前半30分に、PA内で左サイドから横パスを受けた久保が、トラップしたところを相手に寄せられ、蹴ったボールが当たってゴールラインを割ってしまう。35分に久保のCKもアラベスGKパチェコがキャッチ。39分に久保のCKからマタのシュートはゴールライン上でクリアされる。

後半13分にはPA右で久保がボールを受けて相手のファールを誘いFK、しかし久保は蹴らずにキックは壁に当たる。そのまま互いにクリアを蹴り合ってハイボールに競り合う展開は変わらず、後半28分には久保とアレニャが下がる。

ヘタフェは後半44分にFKからアランバーリがファーでヘディングするも、ボールはわずかにゴールマウスを外れる。ロスタイムにPAの左からアランバーリがFKで直接狙うもボールはクロスバーをかすめ、結局0-0のスコアレスドローで試合終了。

まあどちらも先に失点をしないという事を第一にした、徹底的にリアリズムで押し通した内容になったので、足元でボールを受けてナンボの久保には厳しい試合だった。それでも、セットプレイを受けての動き出しや、裏抜けの動きへの反応が鈍いのは気になった。これも一つの勉強と思って、次に繋げて欲しいね。

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