「乾は右で空気、武藤は馬車馬で奮闘も後半早々に2人共交代」スペイン・リーガエスパニョーラ第21節 エイバル-セビージャ

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前節はスペインリーグ初アシストを記録してセルタに引き分けたエイバル。今節はリーグ4位の強豪セビージャとホームで対戦。セルタ戦はベンチだった乾が先発復帰して右SHに入り、武藤が2トップの一角に入った4-4-2。セビージャのフォーメーションは4-3-3の形。

試合はホームのエイバルが積極的に仕掛け、前半4分にブライアン・ヒルのクロスにニアで武藤が頭で合わせるチャンスをいきなり作る。その後もエイバルが武藤を筆頭に高い位置からプレスを仕掛け、セカンドボールを支配するがラストプレイが上手く合わない。

すると19分にFKから絶好調のエンネシリが裏抜けしたところでエイバルGKドミトロヴィッチと競り合い、いったんPKと判定されたがVARでドミトロヴィッチが先にボールを触ったという判定でノーファール。しかし27分にPA内でエスポージトがエンネシリにボール奪われ、思わず足を蹴ってしまいVARで今度はPK、オカンポスが決めてセビージャが先制。

39分にはブライアン・ヒルのパスを受けてディオプがシュートもバーの上。その直後も左サイドでの崩しからキケ・ガルシアがシュートもGKに弾かれる。44分にはFKからキケ・ガルシアが合わせるもゴールポストをかすめる決定機と、エイバルは攻めまくったが得点を奪えず後半へ。

後半から、前半は右で完全に消えていた乾に代わってペドロ・レオンが投入される。前半同様にエイバルがセビージャを押し込むも、後半10分に右サイドからのクロスをフリーでDFの間に入って来たジョルダンが合わせてセビージャが2点目。

ここで前半に飛ばし過ぎてプレスがかけられなくなった武藤も下がる。しかしエイバルはそれまでの前方プレスを維持する事が出来ず、しばらくセビージャがボールを保持する流れになるが、点差からして無理に攻める必要も無いので試合は膠着状態に。

終盤になって、またエイバルがセビージャ陣内で攻め立てる流れになるが、やっぱりどうやっても得点を決める事が出来ない。結局、エイバルはセビージャよりも10本多い17本のシュートを放ちながら0-2で敗戦。少ないチャンスを確実に決めたセビージャと、正反対の拙攻が際立った試合になってしまった。

武藤は、前半は絶え間ないプレスと体を張ったポストプレイでチームを引っ張る働きを見せたが、ゴールへの意欲という面では利他的過ぎて物足りない。乾は不慣れな右サイド、おまけに攻撃は左のブライアン・ヒルに集中し過ぎて完全に空気だった。ブライアン・ヒルも自己中な久保みたいなもんだから、乾を左で先発したほうが良いと思うんだけどね~。

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