クリスタル・パレス戦で、サラーに代わってリーグ戦2試合目の先発に名を連ねた南野。リバプールのフォーメーションはおなじみ4-3-3で、フィルミーノの1トップに右ウイングがマネ、南野は左ウイングの位置に入った。
いきなり試合開始3分、右からのアーリークロスを受けたマネがキープから中央に位置した南野へパス、南野はフェイクの動きでボールを押し出し、ボールは相手に当たったがそのまま右足を振り抜きゴール左にコントロールショットを決め、プレミアリーグ初ゴールとなる。
しかしその後はクリスタル・パレスがボールを保持、リバプールが守勢に回る時間帯が続き、27分にはロングパスにアイェウが競り合いに勝って抜け出し、Gkと1対1の状態から折り返すも、フリーのザハとは合わずに決定機をものに出来ない。
南野は基本的にインサイドにポジションを取って、ハーフスペースでボールを受けようとするが、相手のCBやSBにマークされて簡単にボールを受けられない。ようやく後半29分には相手にバックパスを南野が追いつき足を投げ出すもボールは枠外に外れる。
リバプールは後半36分、中央で南野が絡んだ展開から、フィルミーノの縦パスからターンをしたマネがゴールに突き刺し2点目。43分にはカウンターから南野を囮に中でフィルミーノがクロスを受け、落ち着いたトラップからシュートを決めて3点目。
ロスタイムには、フィルミーノから南野にパス、競っていたクラインがPAへ抜け出そうとした南野に対してファール、PAからすぐ外で得たアレクサンダー・アーノルドのFKは枠外で前半を終了する。
後半7分には南野が絡んだ攻撃から最後はダイレクトでヘンダーソンのゴラッソ、これで事実上試合は決まってしまった。後半15分に南野はナビ・ケイタのパスを受け、トラップでケイヒルを交わしたまでは良かったが、肝心のシュートが右に外れて2点目ならず。
その後はクリスタル・パレスが攻勢に出る時間帯が続くも、後半34分にCKからマティプのヘッドに反応したサラーがあっさり6点目、38分にも右サイドでパスを受けたサラーが右足で巻いたミドルを決めて7点目、そしてこのまま試合終了。
南野については、中に絞ったポジションから味方のためにスペースを作るデコイの役割がメインで、やっぱりボールが来る回数は少なかったが、その中でしっかりゴールを決めたのは嬉しいところ。欲を言えば2度目の決定機も物にして欲しかったが・・・
これでリバプールは2位に勝ち点5の差をつけて首位を堅持。サラーが移籍する可能性があるので、これから南野にもチャンスが増えて来るかもしれない。彼の資質からすると、ウイングよりもインサイドハーフのほうが合っていると思うが、どちらにせよもうちょっと体重を増やしてフィジカルの強化が必要だろうね。