ビジャレアルで過ごす時間は終わりを迎えつつある久保、次も逆境に飛び込むべきか?

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久保建英、レンタル打ち切りに接近か。ビジャレアル監督がゴーサインとスペイン紙 | フットボールチャンネル

この冬にはビジャレアルを退団して、他のクラブに再レンタルされるのではないかという噂がくすぶっていた久保建英選手ですが、前節の試合で出番が無かった事で、一気に現実味が増した状態になって来ました。

久保が通用するかしないかでは無く、ボランチのイボーラが怪我で長期欠場となり、クラブ・アメリカにレンタル中のカセレスを呼び戻すと、非EU外選手の枠が溢れてしまう事が最も大きな理由だと思います。

さらに久保が抜けた穴はクラブ生え抜きの若手であるピノで埋められると踏んだのでしょう。やはりビジャレアルにとって買取オプションが無い久保の優先度が低くなるのは避けられません。

とは言え、久保がここまでエメリ監督から十分な信頼を得られていなかったのも確かではあります。久保が得意とする右の攻撃的なポジションには、絶対的なエースであるスペイン代表ジェラール・モレノが君臨しており、誰が来ても2番手以下の扱いになってしまいます。

トップ下にはパコ・アルカセルやバッカらの点取り屋がファーストチョイスである以上、やはり左サイドでの競争を強いられるわけですが、右ほどのプレイが見せられていないのが実情。エメリ監督はサイドの選手には守備での貢献を要求しますが、まだ体が出来上がっていない久保は守備の強度という面でまだ弱いという点もあります。

そしてエメリ監督の戦術が、かなり守備のバランスを意識したポジショナル志向である事も影響しています。守備に転じた時にいち早くプレスをかけられるように、各選手がポジションバランスを守った状態でワンタッチパスを回して攻撃するのが理想形。久保やチュクウェゼのようなドリブルやポジションチェンジで崩す選手は異分子になりかねません。

ただ個人的には、久保が自分の得意なサッカーが出来ればそれなりのクォリティを出せる事は既に分かっているので、あえてビジャレアルのようなチームで自分の欠点を埋めて行く事を願っていましたし、久保自身もビジャレアルでのプレイ継続を希望しているようですが、上記の事情になってしまったので残念です。

セビージャ、ベティス、セルタ、オサスナなど夏の移籍が取り沙汰されていたクラブの名前が再び上がってますが、あえて茨の道を選ぶとすればアンチ・フットボールのヘタフェですかね・・・さすがにそれは行き過ぎかもしれませんが(笑)。まあ、どのみちまた移籍のニュースが賑やかになってしまうのは間違い無さそうです。

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