「芸術的なバックヒールを見せるも、モレノとの関係性に悩みが見える久保」スペイン・リーガエスパニョーラ第13節 ベティス-ビジャレアル

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前線のけが人が続出で6試合ぶりのリーグ戦スタメンになった久保。ビジャレアルのフォーメーションは4-4-2で、ニーニョとジェラール・モレノの2トップに、トリゲロスと久保がSHで並ぶ形。対するベティスは4-2-3-1という形。

試合は、いきなり前半5分にパレホのCKからパウ・トーレスがヘディングを叩き込みビジャレアルが先制。久保は比較的中央よりでポジションを取る事が多く、バイタルで待ってもあまりボールは来ないが、低めの位置からサイドチェンジで何度か形を作っていた。

ようやく前半11分に、久保は右サイドでドリブル、モレノのマークを剥がしてガスパールにパスを通すナイスプレイ。直後にも、右サイドで仕掛けてパレホに折り返しもシュートを打ち上げてしまう。

前半22分には久保が右サイドから仕掛けて浮き球のクロスもミスでカットされ、23分にはPA内でボールを受けるもシュートまで行けない。さらに26分にエストゥピニャンへの展開から折り返しを久保が詰めるが、味方と交錯して上手く足に当たらない。

その後はベティスが高い位置からプレスを仕掛けてビジャレアルのビルドアップを阻害してボールを支配するが、なんとかビジャレアルはグダグダになりながらも前半を守り切る。

後半、久保とモレノ、ガスパールあたりとコミュニケーションを取ったのか、バランスが良くなって久保がボールに絡むようになるが、バイタルで前を向いてからモレノにパスも、珍しく大き過ぎて流れるミスになってしまう。

すると後半6分、ベティスFKの跳ね返りをルイバルがダイレクトボレー、これがゴール角に決まってGKアセンホが一歩も動けないゴラッソでベティスが同点。10分には、久保が右サイドで抜け出しオシャレなバックヒールでガスパールにパスを通すもゴールならず。そして久保はチュクウェゼと交代。

しかしむしろその後はベティスのペースで、ビジャレアルは久保の不在で単調なクロスが多くなり、結局そのままどちらも追加点は奪えず1-1のドローで試合終了。ビジャレアルはここ6試合で実に5度目のドローとなった。

久保については、エースであるモレノとポジションがかぶる事も多く、ポジショニングや連携などまだ迷いながらプレーをしている印象。らしくないキックミスも散見され、あまり調子が上がっていない。冬の再レンタルが噂されているが、個人的にはこのままビジャレアルで「使われるプレイ」を覚えて欲しいと思っているんだけどね~。

 

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