「いくら遠藤がデュエルの鬼でも、1人でバイエルンは止められない」ドイツ・ブンデスリーガ第9節 シュツットガルト-バイエルン・ミュンヘン

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現在8位とリーグ上位をキープしているシュツットガルトが、ホームで首位のバイエルンを迎えて臨んだ試合。遠藤は3-4-2-1の左ボランチで先発、バイエルンはレヴァンドフスキの1トップに、2列目がコマン、ミュラー、ニャブリの4-2-3-1。

前半3分にいきなりコマンのクロスにレヴァンドフスキのヘッドがゴールポストという決定機を食らってしまい、遠藤はいつもよりもDFラインへのカバーを意識したプレイに修正する。

すると前半20分、自陣でのスローインからドリブルでカウンター、ワマンギトゥカのアウトサイドでのクロスをクリバリがノイアーよりも早く触って押し込み、シュツットガルトがワンチャンスで先制点をゲットする。

さらにシュツットガルトは前半35分にフェルスターがノイアーと1対1になるもシュートを止められると、2分後にバイエルンは遠藤が前へプレスに行ったスペースを使ってカウンター、コマンがカットインからシュートを決めて同点。

しかしその直後、シュツットガルトはノイアーのキープにクリバリが触ってボールがこぼれたところを最後はフェルスターが押し込んだが、クリバリがノイアーの手を引っ張ったというVARの判定でノーゴール。逆に42分、遠藤のキープを奪われカウンターを食らうが何とかGKがセーブ。

と思ったら、前半ロスタイムに中盤でコマンがパスを受けてターン、マンガラが上がっていたのでドリブルに遠藤が寄せに行くも振り切られ、横にいたレヴァンドフスキがパスを受けてミドルシュート、これがGKコペルの手を弾いて逆転ゴールが決まる。

後半、シュツットガルトは反撃を試み、15分には遠藤がミドルシュートもコースが甘くノイアーにセーブされる。27分にも遠藤の展開からクロスも中と合わず。

ボランチの相方であるマンガラにカバーの意識が薄く、遠藤が上がってしまうと即カウンターのピンチに繋がり、バイエルンの2点はまさにその形からだった。後半は修正して不用意な上がりは自重、アンカーとしてどっしり構えてサイドを中心に展開するプレイでチームのリズムを作り出した。

終盤はシュツットガルトが遠藤の組み立てを中心にリズムを作り、カライジッチのシュートなど決定機を作るがノイアーの安定したセーブに阻まれる。すると後半43分、一瞬のカウンターからドゥグラスコスタにカットインからシュートを決められ3点目、これで試合は勝負有り。

ブンデスリーガでデュエルの勝率トップを記録し、ドイツで注目の的になっている遠藤だが、さすがにバイエルン相手ではプレスに行くと交わされ、スペースを空けると的確にそこを使われてピンチを与えてしまった。マンガラも動かず、常時バイタルに2人がいる状態でないとバイエルンを封じるのは無理だと理解したのではないだろうか。まあ良い経験になったよね。

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