「スペイン初ゴールで勝利の立役者となった武藤、乾の双子とトリデンテ結成?」スペイン・リーガエスパニョーラ第11節 ベティス-エイバル

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ここ3試合未勝利で残留争いの位置に留まっているエイバルは、アウェイで12位のベティスと対戦。エイバルは武藤が4-2-3-1の1トップ、乾が左SHの位置で日本人2人揃って先発した。ベティスも同じく4-2-3-1のフォーメーション。

試合はスペインの4バック同士の戦いらしく、どちらもハイラインで中盤がコンパクトで、武藤はポストに下がるよりも裏抜けで飛び出す動きと、前からプレスを仕掛ける動きがメインな状況。

まず前半20分に、ベティスはエイバルCBビガスのミスでテージョが完全に裏を取ったが、シュートをエイバルGKドミトロヴィッチが足1本で止めて完全な決定機を防ぐ。

その後は一進一退の攻防が続いたが、前半34分に右サイドで相手のビルドアップをカットしたポゾから、ディオプのクロスをブライアン・ヒルがヘッド、ベティスGKロブレスが弾いたボールを乾が押し込んだが、オフサイドの判定で乾のチーム初ゴールならず。

前半ロスタイムになって、ようやく武藤の動き出しにチームのパスタイミング合うようになり、クロスに武藤がジャンプするもわずかに届かず、無得点で折り返す。

後半早々に、武藤が右サイドでのターンから折り返すも乾には合わず。しかしその後のCKで、ブライアン・ヒルのキックをブルゴスが頭でそらし、その裏に飛び込んだ武藤が足に当てて、スペインでの初ゴールを決める。

さらに後半8分、武藤のポストからポソが右サイドを上がり、スルーパスにコレアが抜け出したところをGKに倒されPK、ブルゴスがど真ん中へ豪快に蹴り込みアウェイのエイバルが追加点。14分には武藤のパスカットからブライアン・ヒルがシュートもGKファインセーブ。22分には武藤のポストから乾が抜け出し、ファーにクロスも流れてしまう。

その後はホームのベティスがボールを支配する流れになるが、エイバルは自陣にゾーンを敷いて粘り強く守り、武藤も足が攣って座り込み後半33分に交代。後半42分に乾が相手のクリアミスを拾ったところを倒されPK、しかしセルジ・エンリクのキックはGKに止められ3点目ならず。そして試合はそのまま0-2で試合終了。

これまでリーグ戦でわずか6得点のエイバルにとっては、武藤のゴールでアウェイでの勝利を決められたのは非常に大きい。武藤も怪我が続いてなかなか本来のプレイが出来なかったが、この試合ではようやく彼らしいキレと運動量を見せ、当面はレギュラーに定着できそうで何より。乾は攻撃面ではイマイチだったが、まるで双子のようなブライアン・ヒルと頻繁にポジションチェンジ、最後までしっかりプレスとボールを引き出す動きで貢献、トータルとしてはまずまずか。

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