「ヒッキーが不在でもやっぱりザルは一緒、冨安の試練は続く」イタリア・セリエA第7節 ボローニャ-ナポリ

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前節はリーグ戦での2勝目を飾ったボローニャは、ホームでナポリと対戦。冨安はこの試合も4-2-3-1のCBでスタメンだったが、左SBで先発していたアーロン・ヒッキーが怪我で欠場、この試合はデンスヴィルが入り、冨安もダニーロとスイッチして右CBに入った。対するナポリも同じ4-2-3-1のフォーメーション。

試合は、ボールがナポリ陣内にある時は、冨安がハーフラインを超えてナポリのトップ下であるメルテンスをマークをする動きを見せるが、全体的には中庸の形で落ち着いた試合展開で始まる。

ボローニャは、守備に難があるヒッキーがいなくて安心感が戻るかと思いきや、17分に代役のデンスヴィルがあっさりドリブルで抜かれてクロスを入れられる始末。さらに前半23分、ボールをインターセプトしたロサーノにデンスヴィルがカバーに行くがまたも交わされ、クロスを上げられる。

この場面の冨安は、ニアに入ったメルテンスのマークに入ったのだが、ダニーロも同じ動きをしてしまってオシムヘンがまさかのドフリーになってしまったのが失点の原因なのだが、ポジションが右CBなのに左をカバーした冨安のミスなのか、冨安がメルテンスのマークに特化していた指示をダニーロが忘れていたせいか不明だったのだが、ミハイロビッチ監督はダニーロのミスだと明言していたようだ。

その後はナポリがボールを保持する流れになるが、ボローニャの守備は冨安を中心に落ち着きを取り戻し、オルソリーニがドリブルでPA内に攻め入るチャンスなどを作るが、前節に大活躍したパラシオとムサ・バロウが精彩を欠き、無得点で前半を終了する。

しかし後半5分、CKのこぼれ球をクリバリに拾われ、パラシオが競っていたが振り切られてゴールを決められてしまうが、VARでノーゴールの判定。逆に12分にオルソリーニのクロスからパラシオのシュートが相手の腕に当たったように見えたがノーファール。

後半は、右SBのシルヴェストリが下がって冨安がセンターに入った3バックのような形になり、まず1トップのオシムヘンを冨安が、インシーニェをシルヴェストリがしっかりマークするようになってボローニャの守備が安定、後半6分にはインシーニェのカットインシュートを冨安が足でブロックする。

ボローニャは、後半25分に左WBの位置にヴィニャートが入り、冨安が左CBに移った3-4-3のフォーメーションになり、冨安からのビルドアップで攻撃のリズムを作り出す。そして後半41分、オルソリーニがPA内でフリーでパスを受け、シュートを放つがナポリGKオスピナに防がれ、こぼれ球もスバンべりが押し込めず。

後半ロスタイムはボローニャが終始押し込む展開になるが、守備固めに入ったナポリの守備を最後まで崩せず0-1で試合終了。ボローニャは連勝ならず14位に留まる結果になった。

最近はヒッキーの守備力不足が狙われ、冨安の負担が増えていただけに、デンスヴィルに代わってマシになるかと思いきや、ヒッキーから攻撃力を削っただけの選手でした(笑)。おまけにダニーロのミスでクリーンシート出来ずとことん運が無い。攻撃陣もムサ・バロウが駄目だとそこで手詰まりだし、まだまだ冨安の試練は続きそうだ。

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