「怪我明けなのにワンボランチという”イジメ”に耐えた遠藤」ドイツ・ブンデスリーガ第6節 シャルケ-シュツットガルト

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まだリーグ戦5試合で勝ち点1しか獲得できずに降格圏に沈んでいるシャルケと、勝ち点9で4位に付けている好調シュツットガルトとの対戦。内転筋の怪我で出場が危ぶまれていた遠藤は、4-1-3-2のアンカーで先発、シャルケは3-1-4-2のフォーメーション。

シャルケはアンカーの遠藤にボールが入るとプレスを仕掛けて2度ほどボールを奪うものの、何とか周りがカバーして失点を許さない。シュツットガルトも、遠藤の縦パスからクリバリの突破でチャンスを作ったりと、前半は一進一退の攻防が続く。

しかし前半31分、シャルケは右サイドのゴール前30m付近の位置でファールを受けてFKを得ると、マンガラのマークを振り切ってファーサイドに飛び込んだティアウが頭で合わせてシャルケが先制する。

シュツットガルトはこの失点で、慣れ親しんだ3-4-2-1へフォーメーションを変更、これでアンカーからダブルボランチになった遠藤が前線へ上がってボールに絡む回数が増え、シュツットガルトの攻撃に厚みが生まれるが、スコアは動かず前半を終了する。

後半も均衡した流れで試合は始まるが、9分のシュツットガルトのFKでサネが出した手にボールが当たり、VARの判定でPKが与えられ、ニコラス・ゴンザレスがきっちり決めてシュツットガルトが同点に追いつく。

そこからはシュツットガルトが中盤を支配、後半15分にもFKからあわやオウンゴール、21分にはソサのミドル、ソサからゴンザレスのヘッド、40分には遠藤のワンタッチパスから最後かカストロのシュート、44分のマンガラと何度かチャンスを作ったが決められず。

逆に終盤はシャルケが盛り返し、ロスタイムにはあわや遠藤のオウンゴールという場面を作られたが、結局そのままスコアは動かず1-1のドローで試合終了。

遠藤は怪我明けとは思えない運動量と強度を発揮、相変わらず攻撃でも鋭い縦パスを見せるなどいつものプレイを披露。しかし前半30分までのワンボランチでは、孤立してやりにくそうだった。遠藤のアンカーは、チームとしてCBやインサイドハーフがバイタルをフォローするなど、戦術的なサポートが無いと厳しいのではないだろうか。

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