「堂安とビッテンコートのフリーマン対決は圧倒的な大差で決着」ドイツ・ブンデスリーガ第3節 ヴェルダー・ブレーメン-アルミニア・ビーレフェルト

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不調の大迫を下げてから連勝と調子を上げているブレーメンと、前節はケルンに勝利したビーレフェルトとの対戦。大迫は当然ベンチスタート継続で、堂安は前節と同様に表記上は4-3-3のインサイドハーフとして先発。

堂安は相変わらずインサイドハーフとしてプレイする時間は少なく、ほとんどウイングかトップ下の高い位置にポジションを取るのだが、味方から良いパスが届く事は少なく、ボールをもらいに下がってはマークが付いた状態でパスを受け、ほとんど苦しい態勢でバックパスしか選択肢が無い状況を強いられている。

対するブレーメンはフォーメーション的には3-1-4-2でビーレフェルトとは異なるのだが、インサイドハーフのビッテンコートがフリーマン的な役割で、堂安とは違ってゴールまで直線的に動き、そこに味方からのパスが良く出て来る。

前半27分にビッテンコートが先制ゴールを決めたのだが、その直前にビッテンコートがオフサイドになったゴールシーンがあり、堂安が高い位置に上がっていたためインサイドハーフの位置にポッカリとスペースが生まれ、そこに相手選手がフリーで入り込んでからのクロスを挙げられたのが原因で、前半はとにかくビーレフェルトが攻守において噛み合っていなかった。

後半になると、攻撃時は堂安がサイドに開いて待つ形になり、前半よりもボールが集まってはいたのだが、そこから堂安を追い越して前に出て行く人数が少なく、パスコースが生まれず結局キープからバックパスというプレイが多くなってしまう。

ようやく後半14分にショートカウンターから堂安がアタッキングサードで前を向くが、カットインしている間に相手2人に詰められシュートが体に当たってしまう。16分にもサイドから中に入ってボールを受け、スルーパスも味方のタイミングに合わずシュートへ行けず。

終盤は得点機会欲しさなのか、アタッキングサードになるとPA内で待ち受ける事が多く、ゴール前が渋滞する中でボールに触れ合う機会が無いまま後半44分に交代。大迫も出場機会が無いまま1-0で試合終了。

前回の試合でも思ったが、堂安はかなりポジション・戦術的に自由を与えてもらって前線をウロウロしているが、それがチームと噛み合っていない。常にビッテンコートを見ているブレーメンとは好対照で、かつてのパルマでの中田やミランでの本田を見るようだ。まずしっかり守備から入り、ここぞというところで前に飛び出すプレイを心がけて欲しいところなのだが。

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