「遠藤航がKicker誌でベストイレブン受賞、そのポイントになった働きとは?」ドイツ・ブンデスリーガ第3節 シュツットガルト-バイヤー・レバークーゼン

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昨シーズンはドイツ2部だったので映像で見る事がほとんど無かった遠藤に注目しての観戦。

前節はマインツに大勝して初勝利を挙げたシュツットガルト。フォーメーションは3-4-2-1で遠藤はダブルボランチの一角で先発。対するレバークーゼンは4-3-3のフォーメーション。

試合は序盤の7分に、レバークーゼンがショートコーナーからのクロスにシックが頭1つ抜け出してヘディングを決め先制する。シュツットガルトはレバークーゼンのハイプレスにボールを繋げられずセカンドボールを支配される苦しい展開。しかし19分に先制点を決めたシックが怪我で退き、シュツットガルトにとっては少しクロスの脅威が薄れる。

後半初っ端に遠藤の横パスをカットされて大ピンチも失点ならず。その後は一進一退の展開ながら、個々のプレイクォリティはレバークーゼンが上回り、16分にベララビのクロスをアラーリオがドンピシャヘッドもシュツットガルトGKコベルがファインセーブ、17分にはスルーパスに誰も触れずゴールを横切り、19分にはベララビが抜け出しGKと1対1と、次々に決定機を作られる。

シュツットガルトは後半25分に遠藤をリベロに下げてクレメントがボランチに入る。すると26分にそのクレメントのFKからカライジッチがヘディングを決めてシュツットガルトがワンチャンスで同点に追いつく。後半44分に相手のカウンターの基点を潰した遠藤にイエローカード。あとはシュツットガルトが守りきって試合終了。

内容的に、シュツットガルトはかなり押されていて、相手の決定力不足に助けられての勝ち点1。デカくて速い右WBワマンギトゥカは面白いタレントだけど、冬にはビッグクラブにお買い上げされそうだし、攻撃陣がやや小粒かな。とは言え、レバークーゼン相手の結果としては悪くなかった。

遠藤はKicker誌でベストイレブンに選ばれたらしいが、正直そこまでかなとは思った(笑)。ボランチとしては典型的なボックス・トゥ・ボックスの動きで危機管理の意識は非常に高かったが、ボールに絡む回数自体は多くなかった。むしろ、リベロのほうがヘディングの強さ、ビルドアップ能力が活かせていたように見える。

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