「ユベントスをほぼパーフェクトに抑えながら、クリロナにやられた吉田」イタリア・セリエA第36節 ユベントス-サンプドリア

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この試合で勝てば優勝が決まるユベントスは、ホームでサンプドリアと対戦。吉田は4-4-2の右CBとして先発、ユベントスも同じ4-4-2でクリスティアーノ・ロナウドとディバラの2トップでマッチアップ。

前半はサンプドリアが良くユベントスを抑えていた。吉田とコンビを組むCBのトネッリがやや選手に引っ張られるきらいはあったが、吉田がラインを統率してコンパクトな4-4ゾーンを維持、ディバラとクリロナを狭いゾーンで窒息させてボールを受けられないようにし、ユーベの攻撃をほぼシャットアウトさせていた。

ところが前半のロスタイム、ラビオのドリブルをトネッリが腕を引っ張って止めたファールでFKを与えると、ピヤニッチが直接狙うと見せかけて中へボールを蹴り、クリロナがダイレクトで叩き込むサインプレーでユーベが先制してしまう。

後半早々、サンプもガストン・ラミレスの間受けからサイドへ展開、クロスをレリスがシュート、FKからトネッリのヘッド、右サイドの崩しからガストン・ラミレスのヘッドと立て続けに決定機を作るがゴールを決められない。

すると後半21分、ユーベはカウンターからクリロナがカットインシュート、これはGKアウデーロが止めたものの、こぼれ球をベルナルデスキに押し込まれ2点目。吉田はクリロナのシュートコースに入っていたが止められなかった。

その後もサンプドリアが押し気味に試合を進めていたが、後半32分にトルスビーが無理目のスライディングを仕掛けて2枚目のイエローで退場してしまう。後半42分にサンドロの突破をデパオリが倒してPK、しかしクリロナのキックはクロスバーでドッピエッタならず。

さらにロスタイムにはCKからのこぼれ球をボヌッチが決定的なシュート、しかし吉田がスライディングでゴールラインすれすれでカット、スーパープレイで3点目を免れる。が、結局試合はこのまま2-0で終了、ユベントスが9シーズン連続のスクデットを飾った。

吉田は、純粋な1対1では弱みがあるけど、周りに味方がいる時の安定感はさすが。コンパクトな守備を維持できればまだまだ欧州レベルでは通用できる事を証明した。契約延長の噂が出ているけど、これならクラブも納得だろう。でもさすがにクリロナにはやられてしまったけど、それはしゃーない(笑)。

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