既にチャンピオンズリーグへの出場権を獲得、まだスクデットへの可能性を残している強豪アタランタと、10位のボローニャとの対戦。アタランタのフォーメーションは3-4-2-1で、ボローニャは4-2-3-1で、冨安はこの試合も右SBで先発。
試合はアウェイのボローニャがフォーメーションのミスマッチを利用してボールを運び、積極的な試合運びを見せる。この試合は2列目の右SHに入ったバロウがクロスバーを叩くFKを見せるなど、押し気味の展開で前半を終了する。
後半になると、逆にアタランタが高い位置からプレスをかけるようになり、ボローニャはなかなか攻撃が仕掛けられない時間が続く。が、徐々にカウンターからチャンスを作るようになると、16分には冨安のオーバーラップからクロスをバロウがシュートもバーの上という惜しいシーンを作る。
しかし先制はアタランタ。ボローニャは左サイドでボールを奪われると、クロスをサパタがキープしてムリエルに落とし、これをゴール右にしっかりシュートを決める。
さらにボローニャは、後半27分に守備に戻った冨安がハムストリングスを痛めて交代。代わってエムバイエが入る。後半35分を過ぎるとアタランタが守りに入り、ボローニャがボールを保持する流れになるが、最後まで決定機は作れず1-0で試合終了。
冨安はアタランタに押されながらも数少ないチャンスを作るなど、この試合も積極的なオーバーラップを見せていたが、さすがに週2日でフル出場を続けていた勤続疲労には勝てなかったか。今シーズンの復帰は難しそうだが、しっかり休んで来期に備えてもらいたいところだ。