「ニューノーマルのスタジアムで、ニュー家長の2ゴールで柏に快勝」J1第4節 川崎フロンターレ-柏レイソル

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今節から最大5000人のホームサポーターの入場が可能になり、拍手のみだが賑わいが戻って来たJリーグ。川崎フロンターレのフォーメーションは4-3-3、柏レイソルは4-1-4-1の形。

おそらく、今のJ1で最も攻撃力が高い川崎に対し、柏も序盤はハイプレスをかけに行くのだが、すぐにポゼッション力の差で押し込まれ、撤退守備からカウンターを狙うプランに変更するも、ボールをオルンガに集める形しか無くて容易に防がれてしまう。

徐々に川崎がPA内に侵入して崩しにかかるシーンが多くなり、それでも柏は守備の人数をかけて耐えていたのだが、前半40分にCKからニアで江坂が頭で触ったボールがドンピシャで家長まで届き、フリーのヘディングを決められ先制を許すと、2分後にはラストパスを出すと見せてDFの股を抜く意表をついたゴールをまた家長に決められる。

後半、柏は基点になれなかったオルンガを下げて呉屋を入れ、DFへのプレスを強化しようとするが7分にあっさりCKからレアンドロ・ダミアンに決められ川崎が3点目。しかし柏も直後に左からのクロスが流れたボールをファーに飛び込んだ呉屋が押し込み1点を返す。

このあたりから、川崎はプレスのペースを落として柏がボールを保持する流れになる。柏はアンカーの守谷の両脇に江坂とサヴィオが入って”間受け”のプレイで基点を作るが、そこからのラストプレイに精度を欠いて決定機まで持ち込めない。

44分に柏は呉屋がカウンターから抜け出すも、PAの外でテクニカルファールを受け、絶好の位置でFKを得るがサヴィオのキックは壁に当たる。そして6分のロスタイムもスコアは動かず試合は3-1で終了。これで川崎が暫定で首位に立つ事になった。

川崎の、攻撃時には両ウイングがワイドに開いて基点を作るサッカーに、家長がピタリとはまり込んでいる。キープは出来るしSBやインサイドハーフのインナーラップにスルーパスが出せ、クロスは正確、カットインからシュートもありと、攻撃の万能ぶりを見せつけている。対戦する各チームは、とにかく家長をどう抑えるかが攻略ポイントになる事は間違いない。

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