竹原社長が経営をオープンにしなければ、誰も鳥栖の危機を救えない

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3日前に、いきなり飛び込んできたサガン鳥栖が20億円の赤字を叩き出して経営危機に陥ったというニュース。

サガン鳥栖、20億円の赤字 増資と新スポンサーで乗り切りへ 2019年の収支決算を発表|スポーツ,行政・社会|佐賀新聞ニュース|佐賀新聞LiVE

直接的には、CygamesやDHCといった大口スポンサーの撤退に加え、フェルナンド・トーレスの獲得資金、マッシモ・フィッカデンティとカレーラスの監督交代の違約金などが原因なのでしょうが、一番の問題はお金の流れが不透明なところだと思っています。

鳥栖の竹原社長は、今期の赤字分については株主による第三者割当増資を行って債務超過を回避したらしいですが、いったいどこの誰からそんなお金を引っ張って来たのか。社長が経営する薬局の会社で儲けた私財を投入しているという噂もあり、息子が経営しているバスケBリーグの佐賀バルーナーズにも資金は流れているようですし、出どころも使いみちも闇の中です。

存続危機のJ1鳥栖、身売りや市民クラブ移行も視野(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース

身売りや市民クラブの可能性についても、まずは財務内容が透明にならない事には、経営を引き受けた後にどんな時限爆弾が炸裂するかも分からず、どこも手を差し伸べるわけには行かないでしょう。

社長自身は、クラウドファンディングや新規スポンサー獲得で打開するそうですが、それで乗り切ったとしても単にズルズルと締め切りを引き伸ばしているだけだと思うんですが。

Jリーグ、200億円強の融資要請 観戦収入消え苦境 (写真=共同) :日本経済新聞

そしてJリーグ本体の方は、銀行に200億の融資養成を行っています。おそらく、今期は試合を行ったとしても無観客にならざるを得ず、入場料収入が見込めず資金繰りに苦しむクラブに対する融資のための基金なのでしょう。

新型コロナウィルスの影響によってJリーグ全体が経営問題を抱える中、サガン鳥栖だけに手厚いケアをする余裕は無いはずで、そんな四面楚歌の中でどう立ち回って危機を回避するつもりなのか。しばらくは鳥栖の動向を注視するしかありません。

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