「鈴木優磨は2戦連続の決勝点、これからさらに上を目指すポイントとは」ベルギー・プロリーグ第14節 シント・トロイデン-オーステンデ

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この2試合は、ゲントに引き分けアウェイでメヘレンに勝利と調子を上げつつあるシント・トロイデン。今節はホームに現在4連敗中のオーステンデを迎えての試合。日本人ではGKのシュミット・ダニエルと鈴木優磨が先発、伊藤達也がベンチスタート。

試合は5-4-1の形で自陣に守備の壁を引くオーステンデに対し、シント・トロイデンは3-1-4-2のフォーメーションでボールを支配する流れで始まる。

しかし途中までボールは余裕で持てても、ゴール前でのスペースが無くてガッチリ守られ、鈴木とボリがDFラインと駆け引きはするのだが、多勢に無勢で流れからはほとんどチャンスが作れない。

むしろオーステンデのほうがカウンターやセットプレイからシュートの場面を作るが、GKシュミット・ダニエルが鋭く反応してことごとく防ぐ展開。25分には完全にフリーだったヘディングを左腕一弾く。

そんな中、シント・トロイデンにもようやく決定機。28分に鈴木がアーリークロスを胸トラップからシュートも枠を外してしまう。そこからはシント・トロイデンが押し込む流れになるが、スコアは動かず前半を終了する。

後半はオーステンデが前に出て来てオープンな展開になり、後半10分にシント・トロイデンが高い位置でボールを奪うと、左からのソウザのクロスにボリがニアでマークを引きつけ、ファーでフリーになっていた鈴木がきっちり決めて先制点を決める。

これでオーステンデは4-1-4-1にフォーメーションを変更、サイドの数的優位を活かして基点を作り、カットインやオーバーラップからシント・トロイデンを攻め立てる。シント・トロイデンもカウンターからボリが2度決定的なシュートを放つがいずれもオフサイド。

シント・トロイデンの2トップは、完全にボリと鈴木優磨の2人に固まった感じだが、まだ2人ともに前線で張っている場面が多く、鈴木も単純なミスが多い。もっとどちらかが引いて中盤を助けたり、ボリにパスセンスは期待できないけど(笑)、この試合の得点場面のように互いのコンビネーションで崩す形が増えれば、もっと上位が狙えるように思う。

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