「冨安はお疲れモードでミス連発、しかしチームは数的優位から大逆転」イタリア・セリエA第3節 ブレシア-ボローニャ

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国際Aマッチウィーク明けのセリエA第3節。1勝1分のボローニャはここまで1勝1敗のブレシアとアウェーで対戦。ブレシアは4-3-1-2のフォーメーション、ボローニャは4-2-3-1で代表帰りの冨安は休み無く右SBで先発、ミハイロビッチ監督は白血病の化学療法に入ったために今節は欠場。

試合開始からイタリアらしい各ポジションでガツガツと争う固い展開が続いていたが、前半10分にFKから冨安のサイドにボールが送られ、冨安が出た裏のニアゾーンを使われ、クロスをドンナルンマが頭で合わせると、うまくファーサイドに飛んでゴールラインを割り、ホームのブレシアが先制点をゲットする。さらに20分、FKのこぼれ球を左サイドでフリーになったドンナルンマが2点目を決めてしまう。

ボローニャは前半35分にFKからヘディングで1点を返すが、42分に冨安のパスミスからCKを与えると、シスターナがニアに飛び込んで3失点目を喫してしまい、前半を1-3で終了する。ところが後半3分に、ブレシアのデッセーナがシミュレーションで2枚目のイエローをもらって退場すると、試合の戦況は一変する。

まず後半11分、オルソリーニがDFラインの裏をうまく取り、折返しをパラシオが押し込んでボローニャが1点差に追いつくと、15分にはCKからパラシオがドンピシャで合わせ、これはブレシアGKヨロネンが弾いたが、それをデンスビルが押し込み同点。その直後にもボローニャはカウンターからサンタンデールが完全に抜け出すがシュートミス。

17分、CKから冨安がフリーでヘッドも枠外。その後もボローニャには何度もチャンスはあったのだが決められず、ブレシアがゴールを狙う機会を見せ始めて流れが悪くなったように見えた後半35分、パラシオのクロスからファーサイドに飛び込んだオルソリーニがボレーで合わせて勝ち越し点。そして6分の後半ロスタイムをボローニャが守り切って試合終了。これで首位のインテルに続き暫定2位へと浮上した。

2戦連続でファン投票によるMOMに選ばれた冨安だが、さすがに代表帰りでお疲れなのか、攻撃ではミスが多くて出来としてはイマイチ。ただ、空中戦ではほぼ完勝で何とか及第点というところか。次節は強豪ローマ戦、いよいよ冨安の真価が問われる時がやって来るね。

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