「乾のように心を入れ替えられるか、これが中島にとってラストチャンスかもしれない」ポルトガル・プリメイラリーガ第5節 ポルティモネンセ-ポルト

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鹿島から安西、鳥栖から権田、そして徳島から藤原と3人の日本人選手を獲得したポルティモネンセと、中島を獲得したポルトとの日本人対決。

ただしポルティモネンセで日本人の先発は安西のみで、権田はベンチ、藤原はU-23のほうに参加という状況。対する中島はベンチスタート。フォーメーションはポルティモネンセが4-1-4-1で、ポルトが4-4-2という形。

試合はアウェイながら地力で勝るポルトがボールを支配。13分にはポルト右SHのディアスと安西が1対1になり、フェイントからシュートまで持って行かれてしまう。さらに22分、安西のサイドで数的優位を作られ、パスを裏に通された後のクロスにジャジソンがスライディング、その手にボールが当たったという判定でPK,これをアレックス・テレスが決めてポルトが先制。その直後にもクロスからダニーロ・ペレイラが胸で押し込むもポスト。

ビハインドを負ったポルティモネンセは、マイボールになると安西が積極的に前へと動いて攻撃に絡もうとするが、ポルトのプレスが早くてビルドアップでサイドは使えず、結局ロングボールを蹴って相手に拾われるパターンが多い、そして前半ロスタイムに、右からのクロスにファーで飛び込んだゼ・ルイスが決めてポルトが2点目。

前半はオタヴィオにいいようにやられていたポルティモネンセだが、後半になるとウイングやインサイドハーフが流動的にボールを受ける動きで組み立て、それまでは単独での上がりになっていた安西が、周りと連動したオーバーラップ、インナーラップを見せるようになる。

ただ、ポルティモネンセは早く攻めようという意識が強すぎ、ボールを奪われた後に間延びした状況になる事が多く、安西が上がる割には使われないし、ポルトにカウンターを浴びる機会も増えてしまう。そして後半28分に中島が投入。

すると後半29分、中島がGKへ詰めたスペースを使われ右サイドからクロス、流れたボールをまたクロス、これにデネルが飛び込みポルティモネンセが1点を返す。31分には中島が中でボールを受けたがキープ中に囲まれてボールを奪われ、それは中島自身が何とか戻ってクリアしたのだが、その直後にサイドチェンジを受けた安西が胸トラップからカットイン、ゴラッソなミドルを決めて同点に。

この場面、中島は対面の安西に対して緩慢な戻りでシュートを許したし、その後も失点にはならなかったが、攻撃でセンター寄りにポジションを取る事が多いため、守備になった時にサイドに戻れず安西が完全フリーで動ける事が多かった。

さらに後半45分、ロングボールからモレノが抜け出し、シュートの際にアレックス・テレスが手をかけたと判定され一発レッド、ポルトは10人になってしまう。しかしロスタイムも8分になったCKで、マルカノがフリーでヘディングを叩き込み、3-2でポルトが劇的な勝利を挙げた。

試合直後に、中島がコンセイソン監督に怒鳴られているシーンが映った事でメディアやSNSでも大きく取り上げられ、その後の監督会見でも「監督はベンチから試合をサポートするのが基本だが、時に自らゲームを難しくしてしまう場合がある。今日はまさにそれだ。フットボールを理解している選手だけが、私の言うことを呑み込み、体現できるようだ」と語っていたが、まさにぐうの音も出ない批判だったかなと。

とにかく一番の問題点は、中島は守備をしないわけではないけど、チームの戦術や試合の流れとは関係なく、自分だけの判断で自分だけの守備をしているように見える。1点目も、中島はGKまでプレスをかけに行っているが、2点リードという状況を考えたら全く必要の無いプレイで、しかも後ろが連動していないのでポッカリスペースを作り、攻撃を許してしまった。ライバルのオタヴィオ、ディアスが好調なので、しばらくは干されるかもしれないが、ここで乾のように心を入れ替えて戦術をマスターしないと、このままポルトでのキャリアが終わってしまうかもしれない。ここが本当の正念場である。

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