ヨビッチ、ハラーに加え、レビッチまでもがミランへの移籍が決まり、昨シーズンの前線スタメン3人が全ていなくなってしまったフランクフルトは、ホームでデュッセルドルフとの対戦。
フランクフルトのフォーメーションはいつもの3-4-1-2で、長谷部はリベロ、鎌田がトップ下、2トップはヨベリッチとパシエンシアというメンバー。対するデュッセルドルフは4-2-3-1の形でスタート。
試合はホームのフランクフルトが基本的にボールを保持するのだが、ハイボールならまず競り勝ってしまうハラー、懐が深くてキープ力のあるレビッチがおらず、どうもビルドアップがギクシャクしてしまい、ミスからカウンターを食らう嫌な流れが続く。
20分ごろから、ようやく鎌田が前線に飛び出したところにパスが合うなど、シュートを打つ場面を作り始める。が、先制したのはデュッセルドルフ。37分に左サイドでパスを繋ぐと、クロスに対して長谷部はオフサイドを取りに行ったのに、ヒンテレッガーが人をずっと見てしまい、フリーのヘニングスにヘディングを決められてしまう。
前半終了間際に、マイナスのクロスに走り込んだ鎌田がボレーで合わせるも、少しアウト気味にかかってしまいゴールポスト右に外れて得点ならず。1点ビハインドで前半を終えたフランクフルトは、後半からヨベリッチに代えて新加入のドストを投入する。
すると早速後半11分に、スローインからのクロスに対しニアに入り込んだドストがヘディングを上手く合わせて同点ゴールを決めるが、その後は試合が膠着状態に陥ってどちらにもチャンスが無くなる。
後半39分にはダ・コスタのクロスに鎌田がダイレクトで合わせるもコースが甘くGKに防がれる。しかし41分にまたもダ・コスタの切り返しからのパスを、パシエンシアが上手くトラップして押し込みフランクフルトが逆転に成功する。そしてリードを守りきって2-1で試合終了。
曲がりなりにも、パシエンシアとドストが得点を決めたのに対し、鎌田は絶好機がありながら得点ならず。良い飛び出しとドリブルがあったと思えば、あっさりボールロストしたりと確実性に乏しく、そこそこの出来。そろそろ目に見える結果が欲しいところだね。