「またも冨安はファンからのMVPに選出、ここから先は得点まで期待されるのか?」イタリア・セリエA第2節 ボローニャ-SPAL

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開幕戦は10人の相手に勝ちきれずドロー発進となったボローニャは、SPALとホームで対戦。ボローニャは4-3-3のフォーメーションで冨安はこの試合も右SBで先発、ベジクタシュから移籍したメデルは早速アンカーで先発。対するSPALは3-4-1-2の形で臨んで来た。

チャンピオンズリーグに出場するアタランタ相手の前節に2-3と惜敗しただけあって、SPALのサッカーは戦術練度が高く、中盤でボールを持つと次々にサイドやニアゾーンに選手が走り込んでパスを繋ぐ意識が徹底されていて、ボローニャは受け身でのスタートを余儀なくされてしまう。

そしてさすがイタリアだけあって研究が早く、開幕戦でビルドアップの中心になってい冨安にボールが入ると、すかさず右インサイドハーフのクルディッチがスッと前に出て来てプレスをかけ、自由なパス出しを許さない。

が、徐々にサイドの攻防でボローニャがペースを握り始めると、25分には冨安がオーバーラップ、ダブルタッチで2人を抜いてからさらに股抜きを狙うなど積極性を見せるが、35分にはSPALもダレッサンドロがニアゾーンからマイナスのクロスを放つチャンスを作り、ボローニャは紙一重で防ぐなど一進一退の展開。前半の終わりにはボローニャに決定機が生まれたがスコアは動かず後半へ。

後半12分、またもボローニャは決定機に決められず、その前にハンドっぽいプレイがあったのにVARではファールを取ってもらえず、冨安からの正確なパスもデストロが決められず、逆に18分にはカウンターからポストをかすめるシュートを打たれ、22分にはオルソリーニのクロスをドフリーでソリアーノがクロスバーに当てるなど、ボローニャには嫌なムードが漂い始める。

その後もボローニャには何度も決定機が訪れるのだがゴールからとことん見放され、後半35分にとうとうパラシオを入れて4-4-2に変更する。すると後半44分に冨安のデュエル勝利から縦パス、最後はサンタンデールがゴールを決めるもオフサイド。しかしドローが濃厚と思われた後半ロスタイムに、オルソリーニのクロスをソリアーノがやっとこさヘディングを決め、そのまま1-0で試合終了。

ボローニャは勝利したとは言え、チャンスの数の割りに決定力が低すぎ。またもファン投票でMVPに輝いた冨安のプレイは盤石なだけに、もうちょっと前線が頑張れば良い順位に行けると思うのだが。こうなったら冨安がセットプレイでの得点源になるしか無いのかもしれないね。

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