「見事なスルーパスで先制もロスタイムに追いつかれ、久保は悔しさをコパ・アメリカにぶつける?」J1第5節 浦和レッズ-FC東京

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現在首位のFC東京を、順位は8位だが勝ち点では3差しか開いていない浦和が埼玉スタジアムに迎える注目の試合。

浦和のフォーメーションはここに来て4バックを採用、興梠と武藤の2トップを並べた4-4-2で、FC東京も変わらず4-4-2なので完全マッチアップの戦いをオリヴェイラ監督が選択して来た。

試合は基本的に浦和がボールを保持する展開。ダブルボランチは青木と柏木だが、青木がアンカー的にCBと近いポジションを取ってビルドアップに参加し、柏木が幅広く動いてボールに絡むが、東京もコンパクトな3ラインを組んでPA内までボールを入れさせない。

しかし東京も永井のスピードを活かしたカウンターから反撃の機会を作ると、20分頃からは徐々にポゼッションを盛り返すが、それも一時的で30分頃からは再び浦和のペースになり、再三サイドの高い位置でボールを持つが、ブロックを固めて前線のプレスバックも速い東京の守備の前に決定機を作れない。

後半から、浦和は負傷の柏木に代えてマルティノスを投入。しかし最初の決定機は東京、右サイドを室屋がタイミングよく抜け出し、折返しをフリーな永井が合わせたが完全なミスキックでバーの上。

そしてまた試合が膠着状態に入った後半16分、東京は永井に代えて久保を投入、そのまま2トップの一角に入る。そしていきなり左サイドを飛び出しての吸い付くようなトラップからのクロスで早速見せ場を作る。

すると後半30分、カウンターから久保のドリブルを経て久保から東にスルーパス、そのクロスをオリヴェイラが決めてアウェイの東京が久保の活躍で先制する。その後も久保はダブルタッチから抜け出し、オフサイドにはなったが東に端の穴を通すようなスルーパスなど、別格のプレイを見せる。

しかし裏も後半33分、PAやや右でマルティノスがファールを受けると、山中のキックはクロスバーの決定機。そしてとうとう後半ロスタイム、このまま東京が逃げ切るかという場面で、エヴェルトンから左の山中へ展開、グラウンダーの折返しを中へ飛び込んだ森脇が合わせ、起死回生の同点ゴール、そして試合終了。

あんまりスターシステムに乗りたくは無いけど、久保は後半途中からの途中出場で、それまでのチーム全てよりも多くのチャンスを生み出していたのは事実。U-20W杯との兼ね合いはあるが、彼の実力からするとA代表に専念したほうが良いのではないかと思うのだが・・・

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