「耐えて勝つはなでしこジャパンのお家芸だが、さすがにこれは運が良すぎた」シービリーブス・カップ2019 日本女子代表-ブラジル女子代表

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昨日は、珍しくCSじゃなくてBSフジで放送していた、なでしこジャパンが出場している女子サッカーの国際大会「シービリーブス・カップ」を録画観戦。初戦でアメリカに引き分けた日本の2戦目は、2012年ロンドン五輪以来勝ちがないブラジル。

日本とブラジルどちらも4-4-2で、試合の序盤こそイーブンな展開になったものの、15分過ぎから個人技とフィジカルに勝るブラジルがジリジリと試合を支配し始め、30分過ぎからは日本がボールを繋げなくなって一方的なブラジルの流れにされてしまう。

が、前半終了間際の44分、スローインからのロングパスをブラジルがクリアしたボールを中島が拾い、ラストパスを籾木が上手く左足で浮いたシュートを決めて日本がワンチャンスをものにする。

しかし後半開始からブラジルが日本を徹底的に押し込み、後半12分に日本のクリアが小さかったところを拾われ、最後はデビーニャに押し込まれて同点に追いつかれる。

日本はここで小林、長谷川、鮫島、遠藤を投入、一気に4枚替えを敢行して4-2-3-1にフォーメーションを変更するが、その後もブラジルペースは変わらず、さらに日本は杉田を投入する。

後半25分ごろからブラジルのプレッシャーが落ち、日本が徐々に中盤でボールをつなげるようになる。すると後半36分、日本はカウンターから上手くボールを繋ぎ、最後は右サイドから樅木のクロスをフリーになっていた小林が頭で押し込み日本が勝ち越しに成功する。

さらに日本は、後半39分にブラジルのクリアが短くなったところを籾木が拾うと、ボールを受けた長谷川がPA内で切り返しから左足でシュートを決め、日本が3点目をゲット。後はしっかり守りきって3-1で試合終了、日本はブラジルに対して久々に勝利を飾る事が出来た。

とは言え、少ないチャンスを確実に決めたから勝てたわけで、全体的な内容で言えば逆のスコアでも全くおかしくないぐらいに劣勢だった。4-4-2のマッチアップだったので、局面でフィジカル負けしてあっさりボールをロストする場面が多過ぎた。

結局、今朝行われた最終戦のイングランドとの試合では0-3で完敗。今大会は若手のテスト的な面があったとは言え、ゲスト解説の澤さんが語っていたように、もっとDFが高い位置を保ってスムーズにビルドアップ出来る体制を作らないと、ワールドカップ優勝は難しいんじゃないかと思う。

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