「重圧をはねのけ、なでしこジャパンが五輪出場権を獲得」パリ五輪サッカー女子　アジア最終予選第2レグ　日本-北朝鮮

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テレビの番組予約で、サブチャンネルの関係なのか試合開始から予約していたはずが後半からの録画になってしまったので、そこからの観戦レポート。

日本は第1戦のアウェイでは4-3-3のフォーメーションだったが、ホームでの第2戦は一転して3-4-2-1の形に変えてきた。スタメンはGK山下、DF南、熊谷、高橋、MF北川、長野、長谷川、清水、シャドーが上野、藤野、1トップが田中美南という布陣。対する北朝鮮は前回と同じ5-4-1の形。

前半は25分に、日本はセンターサークル付近からのFKから、最後は高橋はなが押し込んで日本が1-0でリード。

北朝鮮も、前半終了間際にスローインからの流れで最後は折り返しをヒールシュートも、ゴールライン際でGK山下がギリギリ掻き出して失点を免れる。

後半は北朝鮮がかなり前からプレスをかけて、日本の攻撃に対してもマンマークディフェンスで圧力をかけて来る。しかし日本も守備のリカバリーが早く、イーブンボール争いは互角に戦えている。

18分に上野から清家に交代したぐらいで、後半はそのまま膠着状態が続いていたが、後半32分に日本が高い位置でボールを奪うと、右サイドに走り込んだ清水にボールが渡り、清水が股抜きで相手のマークを剥がしてのクロスを藤野がヘディングで押し込み、日本が大きな追加点。

しかし後半36分、北朝鮮はスルーパスからDFラインの裏へ抜け出したキム・ヘヨンが、前に詰めた山下を浮いて交わすシュートを決め、北朝鮮が1点差に迫る。その後も北朝鮮が前かがりで攻め立て、日本は跳ね返すだけという流れが続く。

残り2分で、日本は北川と田中に代えて古賀と植木を投入。これが上手く行ってロスタイムは日本が保持する時間が生まれ、その後は相手のパワープレイをしっかり跳ね返し、そのまま2-1で試合終了。第1戦のスコアレスドローと合わせて、日本がパリ五輪の出場権を手に入れた。

日本の女子サッカー界の現状を考えるに、もしパリ五輪の出場権を逃してしまうと、より一層のファン減少に繋がりかねない崖っぷちの状況だっただけに、選手には重圧がかかった試合だったと思うが、良くプレッシャーを跳ね除けたと思う。なでしこジャパン、パリ五輪の出場おめでとう！

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