「酒井が戻ったら、マルセイユはあっという間に10位から4位へジャンプアップ」フランス・リーグアン第25節 マルセイユ-アミアン

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もちろんそれだけが理由じゃないだろうが、酒井がアジアカップから戻って来てからは連勝中のマルセイユ。今節は下位のアミアンとホームで対戦。

マルセイユはバロテッリとジェルマンの2トップに、SHがオカンポスとトヴァン、酒井は右SBに入った4-4-2が先発。アミアンもフォーメーション的には同じ4-4-2でスタート。

前線のバロテッリがほとんど守備をしないのでファーストプレスがかからず、相手が前に出るとズルズル下がってしまうのがマルセイユのお家芸となりつつあり、序盤はアミアンに押し込まれて危ないシーンを作ってしまう。

しかしアミアンはさすがに残留争い中のチームだけあって、攻撃から守備への切り替えが遅くて前線の選手がプレスバックせず、マルセイユがボールを奪うと十分各選手が自由にプレイできるスペースが生まれ、マルセイユは楽々とボールをアミアンゴールまで持ち運ぶのだが、そういう時に限ってラストプレイが雑になる。

何度もチャンスを潰した挙げ句の前半19分に、中盤でボールを奪ってからのハーフカウンターで左サイドに回っていたトヴァンがきっちりファーに左足で決め、マルセイユがやっとこさ先制する。そして25分には自陣からのFKにオカンポスが競り勝って頭で流すと、バロテッリがポストから振り向きざまのシュートを決めて2点目。

その後はアミアンが攻めつつ、マルセイユがカウンターという序盤と似たような流れになるんだけど、やっぱりマルセイユの集中力は上がらず、酒井もスペースが開けばオーバーラップはするんだけど、良いタイミングでボールが来なくて、来た時にはマークが付いていて潰されるループ。

逆にアミアンは後半5分、セットプレイのこぼれ球から強烈なシュートを放つが、マルセイユはかろうじてDFが足に当てて枠外に逃げる。14分にも一度跳ねたボールの処理に戸惑い、PA内で酒井もクリアし切れずGKマンダンダが体を倒して何とか壁になる始末。

マルセイユは後半25分にFKからバロテッリが頭で押し込んだものの、VARでオフサイドと判定されノーゴール。その直後にバロテッリが下がってルイス・グスタヴォが入る。

あとはマルセイユが安定してボールをキープ、酒井も相変わらずチャンスがあれば上がって行くものの実効性は薄く、この試合はむしろ縦パスやアーリークロスからの良い形が多かった。そして5分のロスタイムも何事も無く試合終了。

これでマルセイユは3連勝、順位も10位から4位へとジャンプアップ。とは言え、チャンピオンズリーグ圏内の3位リヨンとは勝ち点6も開いているし、チーム力の差を考えると追いつくのはかなり難しいと思うが、ともかく酒井が戻って負け無しという事実が嬉しい。酒井自体のプレイは可もなく不可もなく。下位相手に良い意味で手抜きプレイ、体力を温存しながら90分できっちり勝ち点3を取ったので良しとしないとね。

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