昨日は、スカパーのフットボールタイムライン#17に、日本人選手6人を獲得してベルギーリーグ1部で健闘している、シント・トロイデンの会長を勤めている村中悠介氏が登場していたらしいので、再放送を見てみる事にしました。
また例によって、村中氏の発言を時系列に沿って箇条書きで並べてみます。
- シント・トロイデンの会長以外にも、本業であるDMM.comのCOOも務めている。
- 事業の1つとして、サッカービジネスに関するオファーがあった。その流れで、シント・トロイデンの買収に係るようになった。
- 日本のスポンサー向けのパーティ用に作ったパネルを執務室に張っている。
- スカパーで試合が見られるので、ベルギーには何ヶ月に1回来るぐらい。
- 最初は、サポーターの間では日本人オーナーに対する警戒感はあったが、日本人選手が活躍しているので、好意的な意見に変わった。
- 結構、移籍に関する根も葉もないニュースがあるので、ついTwitterで否定してしまう。
- 実質1シーズン目としては、思った以上に上手く行っている。ベルギーは小さい国で、多国籍・多言語なので多様性を受け入れる土壌があるのではないかと思う。
- 森岡や久保の活躍も、ベルギーにおける日本人リスペクトの流れを作ったのではないか。
- 外国人がクラブを経営するのは難しいと思うが、経験のある人でしっかり固めるようにしている。
- 長期ビジョンとしては、成績はもちろんだが、育成や施設も充実させて行きたい。その辺は市長と一緒に考えていたりする。
- プレーオフ1になると、年間チケット代に上乗せした値段にする事ができるので、経営面での影響は大きい。
- レギュラーのベズス、デノーレが上位のライバルに移籍してしまった。でもベルギーに将来性のある選手は留めておけない。スカウトはたくさん試合に来ている。オファーについては言えない(笑)。
まあぶっちゃけた感想としては、会社経営はともかくサッカーについてはほぼ素人だなと。COO(最高執行責任者)という肩書なのに日本語表記は会長、やってる仕事は時々ベルギーに顔を出してスポンサーとパーティという感じで、金は出すけど現場には口は出さない財布役なんでしょう。
CEOには、元FC東京でGMをやっていた立石敬之氏が就任していますが、東京時代は相当に毀誉褒貶があった人物で、しかもいきなりベルギーに行って1年目からスイスイクラブを取り仕切れるはずも無いわけで、実質的なトップをやっている黒幕がいるのではないかと思っています。
そこでちょっとネットを調べてみると、過去の村中氏のインタビューで、「別に代表というポストがあって、そこにもともと下部組織のNPOで代表を務めていた人物に就いてもらうことにしました。」と書いてあったので、この人物が現場を実質的に仕切っているような気がします。それと、DMMにビジネス話を持ち込んだブローカー(?)。これは全く正体不明ですが、そのあたりが怪しいのではないかと思いますね。