「圧倒的”そこじゃない感”を漂わせる哀愁の植田」ベルギー・ジュピラー・プロリーグ第23節 セルクル・ブルージュ-シント・トロイデン

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アジアカップでは代表に選出されなかった、植田と鎌田がスタメンで対戦した試合。シント・トロイデンは鎌田が2トップの一角に入った3-1-4-2、セルクル・ブルージュは植田が3バックのセンターに入った3-4-2-1のフォーメーション。

試合はどちらもガツガツと局面で当たり合う激しい展開で始まり、少しシント・トロイデンが試合をコントロールし始めたかなと思った前半31分、ゴールの右30mのところで得たFKから、ファーに飛び込んだオモロが合わせてセルクル・ブルージュが先制する。

しかしシント・トロイデンも、前半38分に鎌田のショートコーナーからボールを受けたアコラツェが右サイドをドリブルで仕掛け、突破からの折返しをボタカが押し込み同点に追いつく。

後半も最初はセルクル・ブルージュで、6分に前線でのワンツーからトルマンがシュートもわずかにポスト右へ。さらに14分には高い位置でボールを奪ってからカルドナのシュートのこぼれ球をアザールが直接蹴り込むも枠外。

すると後半19分、シント・トロイデンがゴール右からのFKを獲得すると、ファーに飛び込んだボタカが頭で折り返したボールをボリが押し込み、シント・トロイデンが逆転する。

セルクル・ブルージュは、後半23分に中盤で鎌田からボールを奪ってそのままシュートを決めるが、VARで鎌田に対するファールとみなされノーゴール。そしてここで植田が交代、セルクル・ブルージュは4バックに変更する。

その後も、セルクル・ブルージュがボールを支配してシント・トロイデンを攻め立てるものの、ラストプレイが雑でシュートまで持って行けず。7分のロスタイムもスコアは動かせず試合終了。シント・トロイデンはこれでリーグ7位と、プレーオフ1圏内に勝ち点1差で踏ん張った。

鎌田は後半33分に交代、前線で活発は動き出しを見せていたが欲しいタイミングでボールが出て来ず、セルクル・ブルージュのマークに苦しんだ。植田は3バックのセンターだったが、デュエルに強みを見せる選手なのに、ラインコントロールとカバーリングが主な仕事で、しかもギクシャクした仕事ぶりで”そこじゃない感”に溢れていた。4バックでは信頼されてないのかね~。

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