「長谷部もチームも完全復活、新加入ローデのフィットがCLへの鍵となるか」ドイツ・ブンデスリーガ第18節 フランクフルト-フライブルク

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今日はアジアカップのサウジ戦だけど、ある程度の展望はカタール戦の時に書いたので省略。今週からウィンターブレイク明けとなったブンデスリーガのフランクフルト戦について。

一時は3位まで順位を上げたものの、長谷部の欠場などで6位まで順位を落としてしまったフランクフルト。今節は長谷部も戻って来てフライブルク戦では万全な状態でのリスタートを図る。フォーメーションはフランクフルトがいつもの3-4-1-2、フライブルクは3-4-2-1の形。

最近は長谷部にマークが付けてビルドアップを阻害するチームが増えたが、フライブルクはそれほどでもなく、5-4-1で守って3トップと両サイドにきっちりマークする形。ある程度自由にボールを持てる長谷部からの縦パスはバンバン通るんだけど、そこからスキを与えてくれない。逆にワンタッチパスやサイドチェンジで裏を取られる危ないシーンも。

スコアが動いたのは前半36分、ショートコーナーからレビッチが反らせたボールをハラーが押し込み先制。さらに39分には長谷部が持ち上がってのクロスを拾い、真ん中で受けたレビッチが切り返しで2人のマークを外して狙いすましたスーパーゴール。そして前半45分にもCBのパスミスを拾ってヨビッチのゴールで、フランクフルトはあっという間に3トップが揃い踏み。

後半はフライブルクが前からプレッシャーをかけ、サイドが高い位置に張って基点を作り、そこからクロスなど早めにゴール前へとボールを入れる攻撃で、フランクフルトのDFを外に広げた状態にして長谷部の身長の低さを狙う意図が感じられる。

しかしフランクフルトは、長谷部を中心に粘り強く相手のクロス跳ね返し、攻撃陣のプレスバックで持ちこたえていたが、徐々にボランチのところでスペースが空きだすと、後半23分に右サイドからニアゾーンへ飛び込まれ、折返しをペーターゼンに押し込まれてフライブルクに1点を返される。

その後は、完全にフライブルクが前がかりになってフランクフルトを押し込み、PA内で人数をかけて凌ぐ展開。しかし長谷部は決して慌てずボールの流れを読んでこぼれ球を拾い続ける。逆にフランクフルトも、少なくとも3~4回はカウンターから決定機があったものの決まらず、結局3-1のままで試合終了。

フランクフルトはこれでチャンピオンズリーグ圏内まで勝ち点1差の5位に浮上。長谷部も完全にコンディションが戻って来たようで何より。この冬にドルトムントからレンタルで加入したローデが先発したものの、まだチームにフィットしてないところはあるが、ボランチの層が薄いフランクフルトにとっては有益な補強。長谷部とのコンビに期待したい。

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